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2007年10月07日
9・11以後の米国のあやうさ、日本のあやうさ
10月7日の朝日新聞の書評欄に、米国カリフォルニア大学バークレー校教授であるジュディス・バトラー著のPRECARIOUS LIFE(邦訳 生のあやうさ 哀悼と暴力の政治学 以文社)が紹介されていた。
私が注目したのはその序文に書かれてあるという彼女の次の言葉だ。
(2001年秋に私が感じたこと、それは)と、彼女は次のように書いているという。
・・・アメリカ合州国が自らをグローバルな共同体の一員として定義する機会を失いつつあること、その代りにアメリカではナショナリズムが強化され、憲法で保障された権利が停止状態になり、あからさまなものであれ暗黙のものであれ、検閲が蔓延することになってしまったということだった・・・
その言葉は、6年たった今、よりあからさまな形で進行して行った。ブッシュ政権の6年間を見事に言い当てた言葉だ。バトラー享受のの慧眼に脱帽する。そしてなにもかも、しばらく遅れて米国の後を追いかけていく日本。その将来を危惧する。日本にはバトラー教授はいないのか。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/10/07/#000560
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