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http://news.livedoor.com/article/detail/3334761/
植草一秀元教授に聞く 痴漢えん罪事件と権力の闇(3)
2007年10月06日06時19分
【PJ 2007年10月06日】− (2)からのつづき。
−事件前の宴席で飲まされた、あるいは追い詰められた感覚はあるか。
「その日の成り行きでずいぶん飲むことになったが、無理矢理飲まされたということはない。仕事でお世話になっていたので、恩を仇(あだ)で返すようなことはあってはならないことで、本を執筆する際にも、このことには気を付けた。宴席の途中から記憶がはっきりしていなくて、宴会の最後に社長があいさつしたときにわたしが何か言って、それをわたしと同年代の社員がたしなめたと聞いた。宴会の後半の状況がよく分からない。(2006年8月28日の)社長交代のことに関し、わたしが冗談になりにくいことを言ったとその人は言っている。わたしは記憶がないので、よく分からない。ただ、それでトラブルになったということはなかったと聞いている。わたしはオーナーの方と、退任された前の社長とは親しくさせていただいていた」
−この会社とは、現在どのような関係か。
「事件があってすぐ解任になって、通知が警察署に届いた。それを取り調べの警官が『会社はこうやっておまえを切っているんだ』と自白を強要する材料に使っていた。『会社だっておまえのことを見限っているんだぞ』といった感じで」
−拘置所から出て来てからも同社と接触はないか。
「保釈条件に、事件関係者と一切の接触が禁止されている。一緒に飲んでいた人も含まれ、調書を取られている。先方からわたしの携帯に着信があったが、わたしはすぐに弁護士に伝えて、連絡を取ってはいけないことになっている旨を伝えてほしいと言った。弁護士が伝えたと思う」【つづく】
http://news.livedoor.com/article/detail/3335526/
植草一秀元教授に聞く 痴漢えん罪事件と権力の闇(4)
2007年10月07日11時37分
【PJ 2007年10月07日】− (3)からのつづき。
◆ 法廷戦術について
−人違い説を採用した理由は。
「無実であるからには法廷で無罪を勝ち取ることが何よりも重要。被害者、目撃者がいるという構造で検察が立件しているので、犯罪が存在しないと主張するなら、彼らがうそをついていることを立証しなければならない。それは、入手できた状況証拠等や過去の判例を含めて見ると、非常に難しい」
「もう一つは、わたしは取り調べの最中、自分の知っていることを全部話していて、被害者の供述は一切聞かされていない。被疑事実を9月15日になって初めて聞かされて、わたしは被疑事実を絶対に犯していないことが分かった。仮に被害者が言っていることが真実だとすれば、別に犯人がいたとしか考えられない。その可能性を徹底的に捜査してほしいとずっと言い続けた」
「弁護団が変わった当初から、謀略の可能性を含めて十分に検討を重ねた。新しい弁護団には、多くの痴漢えん罪事件を手掛けているプロフェッショナルの先生がいる。謀略説を採るべきと助言をする人もいたが、入手できるすべての状況証拠等を勘案して弁護団と協議した結果として、現在の弁論方針が採られた」
−弁護団を再編した理由は。
「詳細な説明は省くが、旧弁護団との意思疎通が十分に取られなかった。わたしは1月22日に保釈されたが、その直後の1月25日に公判があった。この公判の後に弁護団と打ち合わせをしたが、繊維鑑定やDVD制作などのわたしの要請が十分検討されないまま、法廷での被害者供述調書さえ手元に届けられない状態で2月9日に被告人質問が強行され、結審してしまう状況が想定された。そこで、被告人として正当な裁判を受ける権利を確保するために急きょ、弁護団を再編した」
−新しい弁護団は、どのように選定したか。
「前回2004年事件の弁護人と接触し、その方に相談して編成してもらった」
−第9回公判に善意で名乗り出た目撃者が現れたが、弁護士がこの目撃者と会わせなかったのか。
「4月20日にわたしの事務所にファクスが届いて、びっくりして、直ちに弁護人に電話を入れたら、わたしがその証人とは直接接触しないように指示された。わたしとその目撃者が会っていろいろと話をしてしまうと、付加的な情報を与えることになってしまい、証言の信ぴょう性に大きく影響するからだと後に説明を受けた。公判でも、証人が事件に関する情報を全く得ていなかったことが証人尋問で確かめられた。目撃者は事件の詳細やわたしの主張、被害者の証言内容を知らない状態で証言したことを裁判所は認識したと思う」【つづく】
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