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2007.10.6(その1)
森田実の言わねばならぬ[626]
平和・自立・調和の日本をつくるために【425】
【新・自民党の終焉――民主党が政権をとる日〈13〉】
国会は、安倍前首相の政権を放り出したがごとき、あまりにも無責任な辞任を大目に見て見過ごすようなことをしてはならない。辞任の真相と責任を徹底的に追及すべきである。国会が甘い態度をとることは「百害あって一利なし」である。政治の最高指導者の責任は厳しく追及しなければならない
「政(まつりごと)を為すは猶沐(もく)するがごとし」(韓非子)
[政治を行うのは髪を洗うようなものだ。多少の犠牲があっても政治をよくするためには、洗わなければならない]
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最近、『週刊朝日』に4週つづけて登場している。4週目の10月12日号は〈総力取材・福田政権「組閣の死角」〉の特集。その「ワイド永田町Closed Note」の中に、私の「真相解明には証人喚問も 安倍晋三よ、即時引退せよ」と題する談話が掲載されている(正確に記録されている)。以下、要点を記す。
《安倍さんは、今回のゴタゴタの辞任劇で、どれだけ政治を混乱させ、国際社会の信頼を失い、国益を損なったか、わかっているのでしょうか。安倍さんは一刻も早く議員辞職し、政治家を引退すべきです。安倍さんには再チャレンジする資格はない。これしか責任を取る方法はありません。
これは議員ではなく人としての在り方の問題です。安倍さんは若いといっても53歳。天命を知る年齢ですよ。》
《同世代の自民党の政治家の芽を摘んだ罪も重い。安倍さんの政権投げ出しで、自民党の若手政治家は信用ならないということになってしまいました。》
《もし安倍さんが自発的に辞めないのなら、野党は参議院で議員辞職勧告決議をすべきです。さらに、なぜ政権を投げ出したかを解明するために、安倍さんを証人喚問すべきです。原因を徹底的に究明するには、当然、側近だった麻生さんや与謝野さんの参考人招致も必要でしょう。》
《こんなことをすると、弱いものいじめのように見えるかもしれませんが、安倍さんは首相までやった政治家です。首相には、きわめて厳しい規範が求められているのですから、自分のやったことにけじめをつけるのは当然です。
甘い措置は百害あって一利なしです。そんなことをしたら、政界はしょせんは馴れ合いだと思われてしまう。政界全体が、安倍さんの恥ずべき行為を許さないという断固たる決意をもって、臨むべきでしょう。》《憲法の常道からすれば、自民党は今回、安倍問題の責任を取って、首相を出すべきではなかった。民主党に政権を渡し、小沢さんに任せるべきでした。
しかしその道を選ばなかったのですから、一刻も早く衆議院を解散し、総選挙で国民から今回の不始末の審判を受けるべきです。》
この私の意見に対して「あまりにも厳しすぎる」という反論があるかもしれない。
しかし、政治権力者に甘い態度をとった国民は、常に権力者に裏切られ、国民の大多数が不幸になる。最高権力者に対しては、妥協のない厳しい態度をとらなければ、民主政治を守ることはできない。重ねて強調しなければならない――安倍首相は国会議員を辞職すべきである。
安倍前首相は、多くの誤りを犯した。国民が望んでいないのに、教育基本法を自民党と公明党だけの賛成で、強行成立させた。教育基本法のような法律は、本来、超党派で議論し合意し、採決すべきものである。しかし、安倍前首相は力ずくで自公両党だけで国会を通した。憲法改正のための国民投票法も超党派で合意した上で成立させるべき法律だが、これも自公2党だけで強行成立させた。
「戦後レジームからの脱却」も、国民世論に反して突っ走ろうとした。「戦後レジーム」より「戦前レジーム」がよいというのがごとき路線を国民が支持するわけはない。それなのに強行しようとした。安倍前政権は救い難いほどひどい反動的・軍国主義的政権だった。
われわれ日本国民は、安倍前首相の政治を、小泉・安倍路線とともに葬らなければならない。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03744.HTML
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