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(回答先: 原田武夫 「銀行株は売りか?買いか?」 投稿者 新世紀人 日時 2007 年 10 月 04 日 15:47:20)
『それまでの戦前はというと、「株」は今の日本よりもはるかに普通に売買されているものだった。しかも、「株」だけではなく、生糸など「商品(コモディティー)」についても、もっと気軽に取引されていた』
などと書いてあるが冗談としか思えない。
戦前の株式はその商いの7割以上が短期および長期の清算取引であり、真っ当な人が手を出すものではなかった。おおよそ5%程度の証拠金で売り買い契約ができる、非常に投機的なものであった(土地などの資産を持っている客に対しては規定の証拠金以下で売買させることも横行していた)。中外商業新報(現在の日本経済新聞)を購読しているだけで、色々詮索されるような時代だったわけで、「今の日本よりはるかに普通に売買されている」などといういい加減なことをよく書くと思う。商品についても同様で、一般人は売買単位が大きいので場外で行われる「合百」という博打をやることが多かったはずだ。
つまり戦前の相場は、当業者、相場師と投機好きな資産家のためのものだった。
戦後株式市場が再開される際にGHQの意向により「証券民主化」という名目で売買仕法三原則(時間優先、取引所集中、先物取引の禁止)が定められ、戦後の証券市場の基礎となった。むしろ財閥解体で放出された株式の受け皿として一般の人たちへ株式保有が広まったのは戦後だと思う。
これ以外にも原田氏の文章には突っ込みどころが多々あり、彼の言うことは信用できない。面白いことは書くので、創作と思って読んでいるが。
原田氏はもう少し見所があるかと思ったが、素人を騙して高額なレポート(値段の割に品質は今ひとつのようであるし、相場予想は当然当たらない上に読者を馬鹿にするなど評判が悪い)を販売しているなど失望感が強い。
自己満足のために立候補を繰り返していると思える天木直人氏(知名度はあるわけで本当に当選したいなら新社会党のような泡沫政治集団などから出ないでしょう)といい、外務省崩れの印象は非常に悪い。
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