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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071002i201.htm
全国で簡易郵便局の閉鎖が相次いでいる問題で、郵政3事業が民営化された1日、長野県や北海道など16道県の68局が一斉に閉鎖された。
日本郵政公社から業務を委託されていた個人や農協などが民営化を機に受託を打ち切ったためで、一度に閉鎖された局数としては、2003年4月の郵政公社の発足以降で最多という。郵便窓口業務を担当する郵便局会社は「新たな委託先を探している」とするが、再開が難航する簡易局も多そうだ。
郵便局会社によると、閉鎖されたのは長野県で19局、北海道で16局、鹿児島県で6局、三重県で5局、愛知、福岡、岐阜県で各3局など。1日現在の簡易局4299のうち、「一時閉鎖」は417局となり、8月末現在の310局から107局増えた。
長野県内で閉鎖された19局のうち、6局は局長ら職員の高齢化などが理由。13局は、民営化後の郵政事業と競合が強まる農協が業務受託を打ち切ったため。郵便局会社信越支社によると、19局とも新たな委託先は見つかっておらず、再開のめどは立っていない。
同県飯山市の飯山新町簡易郵便局で局長を務めていた斉藤梅子さん(72)は、夫と2人で業務を続けてきたが、民営化を機に受託をやめた。後継者もいない斉藤さんは「周りに年金暮らしのお年寄りが多く、『無くなっては困る』という声は聞いている。それでも、民営化による業務の機械化や手続き変更を、この年齢で一から勉強するのは難しかった」と話す。
過疎地を中心に16局が一時閉鎖となった北海道。松浦簡易局(福島町)では設備がすべて撤去された。業務を受託していた女性(66)の夫(73)は「不便にはなるだろうが、高齢化のため、閉鎖はやむを得なかった」と胸の内を明かす。上士幌西簡易局(上士幌町)の地元で区長を務める三浦進さん(75)は「一番近い郵便局でも1キロ先になり、移動手段を持たない高齢者にはつらい。利用者も多かったのにどうして一時閉鎖になるのか分からない」と不満をあらわにした。
(2007年10月2日3時4分 読売新聞)
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