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れんだいこのカンテラ時評325 れんだいこ 2007/09/27 20:28
【気になる自民党内の動き。福田内閣は早晩飽きられる】
安倍政権の俄かな破綻−福田対麻生の総裁選−福田政権の登場を見てきたが、れんだいこには気になる動きがある。これを書き記して世に問うことにする。
一体、所信表明演説まで済ませた安倍首相の突如の辞任はどこからもたらされたのだろうか。れんだいこには、安倍首相がオーストラリアのシドニーでブッシュと日米首脳会談して以来、何やら強迫観念に捉われ調子が狂ったように見なしている。安倍は、帰国後の所信表明演説に臨んだ時点までは辛うじて政権維持を意欲していたのではないのか。翌日早朝、駐日米国大使が訪れたとの情報があるが、この席で最終的に引導を渡されたのではないのか。これにより、午後から国会質疑があるという直前での辞任表明となった。ということは、時の政権を打倒したのは、内圧ではなく又しても外圧ということになる。こう認識したい。
ブッシュ派は何ゆえに安部政権引き摺り下ろしに向かったのか、この時どういうシナリオが用意されていたのか、これを考察せねばならないが、ここではこの考察を省く。それはともかく安倍は、後継を麻生に委ねようとしていた形跡がある。しかし、安倍辞任が確定するやこの時を待ち受けていたかのよう動き出したのは小泉チルドレンであった。小泉チルドレンは自民党内に仕掛けられたトロイの木馬であり、今後も政局の節目に箱を開け躍り出てくることが予想される。小泉チルドレンは、安倍辞任直後の「麻生断然優位のシナリオ」を崩し、小泉元首相の再登板を促した。これを指揮していたのが飯島元首相秘書官−武部元幹事長−中川前幹事長ラインであった。
れんだいこが注目するのは次の動きである。麻生派と小泉派の動きを横目に睨みながら福田が万全の体制で総裁選に名乗りを上げた。福田出馬の動機は奈辺にあったのだろうか。福田が親子二代にわたる首相就任と云う栄誉を夢見ただけだろうか。今首相の座椅子に坐って得意気な表情を見せる福田にはそういう茶目っ気があるにはあるが、それだけでは説明できないように思う。
それは真相の半分であり、残りの半分は小泉再登板の目を摘むことにあったのではなかろうか。これに党内派閥が呼応したのではないのか。それほどに小泉再登板に対して自民党内からの反発が厳しいのではないのか。小泉はブッシュの後押しを得ていたものの形勢非を悟り福田支持を打ち出した。これにより、小泉チルドレンの小泉アンコール運動は水泡に帰した。こうなると転身も早い。何と小泉チルドレンのリーダーの一人片山さつきは早速に福田の横にへばりつきシフト替えして見せた。その他大勢が雪崩を打って福田支持に向かった。麻生に向かったのは、判明する限り杉村太蔵である。
麻生が善戦したもののこうして福田政権が誕生した。旧福田派から森−小泉−安倍−福田と4代続けて首相が誕生したことになる。ポスト福田が町村へと続く可能性も有り、そうすれば5代続くことになる。こうなると俗に旧福田派独裁と云われてもおかしくない。興味深いことは、この旧福田派の内部が福田派、町村派、安倍派、小泉派に割れていることである。今後目が離せない。
なぜこういうの旧福田−森派全盛時代が続くのか。それは、党内対抗軸としてのかつては存在した旧田中−大平派が自民党内から失踪したことによるのではないのか。一部残存しているが、彼らは前参院会長の青木に象徴される如くなべて政権を争う気概は無く、寄らば大樹の陰、勝ち馬に乗り利権にあやかることこそ最良の処世法としており、旧福田派を主流派とさせ、その川下で権力の蜜の味のお裾分けに群がる能しかない卑屈な利権集団でしかない。
ならば、風上の旧福田−森派とはどういう集団か。れんだいこが見立てるところ、現代世界を牛耳る国際金融資本帝国主義即ちロスチャイルド派ネオシオニストの走狗であり、外向きは御用聞きにして内向きには傲慢不遜な権力亡者である。本質的に売国奴であるからして、時にそれを隠すかのように愛国者ぶる。マスコミはその愛国者振りを持ち上げることにより売国奴の正体を隠す役割を担っている。この連中に政治を任せると日本は身売りさせられ、遂には連中の属州にさせられてしまうであろう。
こうして今や自民党は上も下も性根が腐っている。そういう連中の烏合の衆なる生態を見せている。現在なお自民党支持者は、こういう自民党内の変化を嗅ぎ取なければならない。池田−角栄−大平時代の自民党には魅力があった。今やその良き自民党を潰すことに狂奔しているのが自民党政治であることを知らねばならない。自民党は既に十分に末期症状を示している。政党であれ会社であれ、こういう連中が巣食うようになると腐敗と組織衰退が始まる。理の当然と云うべきだろう。
さて、その福田政権であるが、どう把握せられるべきであろうか。この政権は短命で終わるのだろうか。何時ごろが潮時になるのだろうか、これについてコメントしておきたい。れんだいこは、マスコミの見立てとは違うタカ派ハト派なる政治用語を使う。マスコミのそれは昔からどこに基準があるのか定かでない。例えば三木首相をハト派と位置づけていることから分かるように、何をもってタカ派ハト派を識別するのか分からない。
れんだいこは、数ある指標のうち戦後憲法秩序の擁護あるいは批判の度合いに応じてハト派タカ派を識別している。これによれば、1970年代の三角大福のうち三木派と福田派はタカ派であり、田中派と大平派はハト派ということになる。この時点では弱小派閥でしかなかった中曽根派はウルトラタカ派ということになる。これによれば、福田政権はれっきとしたタカ派である。
れんだいこは更にタカ派のうち現代世界を牛耳る国際金融資本帝国主義ネオシオニズムへの走狗ぶりの度合いに応じてキリシタンならぬシオニスタンなる用語を案出している。これによれば、旧福田−森派はなべてシオニスタンである。当然福田政権もシオニスタンということになる。
このところの日本政治史は長らくこのシオニスタン系タカ派に按配されている。この事態を見据えることが政治論になるべきところ、このように史観を定める者は少ない。しかし、流れは必ず変わる。西欧で米国でも無論イスラムでも南米でも新たな政治変動が強まりつつある。我々は時代のこの鼓動と呼応せねばならない。
さて、眼前に迫るテロ特措法について言及せねばならない。福田政権は、高村外相−石破防衛相という強度の国際金融資本帝国主義ネオシオニズムの走狗を押し立ててきた。政争必至というべきだろう。我々は何としてでも自衛隊の海外派兵からの召還を勝ち取らねばならない。その上で戦後憲法が指し示す国際平和と協調の政策へと転換せねばならない。これに勝利すれば同時にブッシュ派の強権政治の瓦解へと繋がるであろう。テロ特措法闘争にはそういう政治史的意味がある。以上れんだいこが政局コメントしておく。
2007.9.27日 れんだいこ拝
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れんだいこ 人生学院
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