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http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY200709250433.html?ref=goo
「政治不信の解消に全力」 福田首相の会見全発言(1)
2007年09月25日23時14分
首相官邸で25日夜、記者会見をした福田氏の冒頭発言の前半部分は、以下の通り。
◇
わたくしは、このたび内閣総理大臣を拝命いたしました福田康夫でございます。公明党との連立により、政権を担当いたすことなりました。目下、内外共になかなか厳しい状況がございます。そういう中で、この重責を担ってまいるわけでございますが、全力を挙げてこの難局に取り組んでいこうと、そういう決意をいたしておるところでございます。
ま、今回、このような自由民主党の総裁選挙がございましたけれども、この総裁選挙をすることによりまして、国会中と言うこともございますけれども、2週間国会をとめてしまったという、そういうことがございました。このことについては、わたくしども、大変、国民および議員の皆さん方に申し訳ないことをしたと、こういうように思っております。
それだけに、これから私、その重責をいかに果たしていくかということについて、いろいろ考えておりますけれども、何はともあれ、まずはこれまでの政治不信の解消、このことに全力を傾けていかなければいけないと思います。
政治不信の解消なくして、わたくしどもがいくら良い政策を説いても、国民の方々は信用してくださらない。そのように思いますと、まず、政治の信用、これを取り戻すことが大事だと思っております。
そういう中でも、年金の問題は、きわめて大きな問題であったというように思っております。これは、一年金の問題というよりかは、政府に対する信頼を失ったこと、それは国家への信頼を失ったことにもつながるというようにも思っております。
私どもはこのことに大きな責任を感じ、そして、この解決のために全力を挙げてまいりたいと思います。
解決の方法は、名案というものはございません。ただ、ひとつひとつの事案を着実に解決する。その積み重ねによって、国民の信頼を取り戻すことができる。そのように思っております。多少の時間はかかるかもしれないけれども、一生懸命この問題の解決にあたってまいりたいと思います。
そして、私どもはこういう問題を、国民の皆様方にどのように説明するか、ということが大事だというように思っております。説明責任を十分に果たす、ということをこれからやってまいりたいと思っております。
また、いわゆる「政治とカネ」という問題がございました。このことも、国民の皆さんの不信を買った大きな問題だと思っております。このことにつきましては、今までの政治資金規正法に基づく収支報告が、かなりずさんであった部分があったのではないかと思います。やはり政治家一人一人が、この問題の重要さ、これを感じ取って、そして間違いない報告を常に示すことが出来るようにしなければいけない。そのように思います。
わたくしは、自民党の総裁に就任した直後に、この改善について提案を一つ致しております。
収支の一切について、完全に説明できるようにする、という仕組みでございますけれども、このことについては具体的な提案を、与党の間で話し合い、そしてまた野党各党とも相談をさせていただきたいと、このように思っております。
(会見全発言2、一問一答1、2に続く)
http://www.asahi.com/special/070912/TKY200709250436.html
「野党とよく協議をして」 福田首相の会見全発言(2)
2007年09月25日23時15分
首相官邸で25日夜、記者会見をした福田氏の冒頭発言の後半部分は、以下の通り。
◇
いま、私どもは非常に困難な国会運営を強いられる可能性があると、このように思っております。もちろん、このことは、参議院で与党が過半数をとっていないということに起因するものであります。したがいまして、これからの国会運営は、野党と、よく協議をしていかないと円滑な国会運営はできない。野党とどのような協議をしていくかということが、大きな課題になろうかと思います。
わたくしどもは、野党の皆さんと十分話し合いをする可能性、もしくは話し合いをしていただける、そういう余地が十分にあると思っています。それは、野党の皆さまも、やはり国民生活、もしくは国家の利益、そういうことを中心に考えていらっしゃると思うからであります。
わたくしはその観点から、与党、野党が一緒にいろいろな問題について協議をしていくことができる、そのように思っております。
これから野党に対してもですね、ていねいにいろいろな課題について説明をして、賛同を得る努力を今まで以上にしてまいる予定でございます。
現今の情勢というものはこれは極めて困難な状況もあります。それは、いま直面している課題、我が国が直面している課題の中で、社会情勢が変わってきている、ということがございます。
一つは少子高齢化、人口減少という新しい時代に入ったということであります。そしてまた、そのことにより経済がどのように変化しているかということも、よく考えていかなければいけない、大きな課題となっております。
外に目を転ずれば、国際情勢も変化しております。近隣諸国が経済成長は著しいということもございます。
また、中長期的には環境の問題がございます。環境の問題にどのように対処すべきかということも、十分に考えていかなければいけない。
そのような将来の課題を考えた場合、いま我が国がなすべきことは何か、ということであります。そのような時代を目指して、また、その時代の環境を見据えた上で、いま我が国がなすべきことは何かということを考える、そういう時代になったということであります。
今までのように過去の延長線で、物事を考えるということは許されなくなったと、いうことであります。
そういう現在の状況の中で、政治に課せられた課題はきわめて大きいと思います。いろいろなことを考えて行かなければいけない。そして、その中で未来に対して確信が持てるような、そういうことをしていかなければいけない。それは希望につながります。今の若い人たちが将来に対して希望を持てるように。そしてまた働く人、年をとった方々が、安心して生活できるようなそういう社会をつくっていかなければならない。
これが、わたくしたちの当面する、というだけではない、これから先、将来長い期間に達成していく課題であるというように思います。しかし、そのためには今からその第一歩を踏み出さなければいけない、ということが現在わたくしどもに求められている問題だというように思います。そういうことを考えながら、わたくしの内閣では、そういう課題に果敢に挑戦していきたいと考えております。
そういう課題はすべて改革だと思います。現状を打破する、その中から新しい未来を築き上げる、それをやらせていただきたい。それがわたくしの希望であります。
どうか皆様方のご協力をよろしくお願いいたしまして、最初のご挨拶にさせていただきたいと思います。
(ほかに一問一答1、2)
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