★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK42 > 481.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070926ddm005010093000c.html
◇訪中は「年内」で調整
福田康夫首相は25日、外遊日程の本格的な調整を始めた。11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法に代わる新法案を今国会に提出し、仮に給油活動を一時中断しても再開する意思があることを伝えるため、11月にも訪米したい意向だ。日中両首脳の相互訪問については、中国側が招請する「年内訪中」を目指して日程調整を急ぐ。日朝関係は「対話」重視への路線転換を打ち出しており、6カ国協議の日朝国交正常化作業部会などでの局面打開が注目される。【中澤雄大】
■日米関係
テロ特措法延長問題で、新法の国会提出は10月後半を見込んでいる。11月10日までの会期では成立が難しいが、福田首相は自民党総裁の就任会見で「新法であれば、仮に11月1日に成立していなくても、新法で議論している限り国際社会に継続する意思を表明する形になる。ある期間、活動できない時、また復活するとなれば国際理解は得られやすい」と語った。
会期延長も予想されるが、国会日程もにらみながら早期に訪米し、ブッシュ大統領との首脳会談で説明したい考えだ。
■日中関係
得意の対アジア外交で「福田カラー」をアピールできるかどうかは政権浮揚のカギとなる。11月20、21日にはシンガポールで、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)と東アジアサミットが開かれ、そこが多国間外交の本格デビューになる見通しだ。
同サミット中には中国・温家宝首相との首脳会談を行う予定。安倍政権は日米豪印連携の「価値観外交」を打ち出し、中国が警戒したが、福田首相は一線を画し、「12月訪中」を詰めるとみられる。自らの訪中により、父赳夫元首相が締結した日中平和友好条約30年にあたる08年に、胡錦濤国家主席の早期訪日につなげたい狙いがある。
ただ、12月は南京事件70年で、外務省内には「刺激する必要はない」(外務省幹部)と慎重意見もあるため、訪中が来年1月の通常国会前にずれ込む可能性もある。
■日朝関係
6カ国協議の全体会合が27日から北京で行われるが、他の参加国は福田首相の「対話」重視姿勢を歓迎。北朝鮮側にも期待感があるとみられ、モンゴルで行われた今月5、6日の日朝国交正常化作業部会では頻繁な開催で一致。日朝が非公式に接触する可能性もある。
一方で、米国が拉致問題の全面解決を待たずに北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する可能性も指摘されている。拉致問題が「置き去り」にされる懸念も強まっており、福田政権は難しいかじ取りを迫られる。
==============
■福田新首相の主な外遊歴■
<03年>
8月 官房長官として訪中し、胡錦濤国家主席と会談
<04年>
5月 官房長官を辞任
6月 インドネシア訪問
8月 中国・上海などを訪問
10月 政府特使としてインドネシア訪問
<06年>
3月 訪韓し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と会談
4月 スリランカ訪問
5月 ヨルダンなどを訪問、各国首脳らのOBサミットに出席
訪米し、ベーカー前駐日大使らと懇談
6月 ニュージーランド訪問
インドネシア訪問、ユドヨノ大統領と会談
11月 タイ訪問
<07年>
9月 インドネシア訪問
11月? 訪米
同月 東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議
東アジアサミット(シンガポール)
12月? 訪中
毎日新聞 2007年9月26日 東京朝刊
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK42掲示板
フォローアップ: