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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000071-san-pol
9月26日8時2分配信 産経新聞
「今の瞬間が福田さんにとってはピーク。あとは転げ落ちていく」。衆院で福田康夫氏が首相指名された直後、田中真紀子衆院議員は待ちかまえていた報道陣に皮肉たっぷりに語った。福田氏とは父親同士が「角福戦争」を繰り広げた間柄。因縁の相手が首相になることに不快感は隠せず、「自民党最後の政権だと思う」と戦いののろしを上げた。民主党の小沢一郎代表も自民党時代、田中角栄元首相のまな弟子だった。首相と真紀子、小沢両氏の攻防が火ぶたを切った。
「私は閣僚として、官房長官を拝見してきた。非常にプライドとコンプレックスがない交ぜになって出てくる方で、発想が官僚的で冷たい人」
真紀子氏は、第1次小泉内閣の外相時代、官房長官だった福田首相と駐米大使の退任問題などをめぐって激しく対立。その結果、外相を更迭された苦い経験を持つ。
官房長官としての在任期間が歴代1位の首相は
「調整型」の政治家とされるが、「党の要職に就いたこともない。派閥以外は付き合いも狭く、仲間もいない。お年からいったら、かなり苦しいと思いますよ」。
真紀子氏は衆院本会議場に民主党・無所属クラブとして一番乗りで座った。「年金、財政再建など待ったなしの問題があり、非常な難局。すぐ投げ出すと思いますよ。(官房長官を辞めた)年金問題と同じで。自民党最後の政権だと思う」
一方、小沢氏は首相指名後の会見で、記者から「角福戦争からの因縁の相手が首相になったが」との質問には「そういう観点で政治を考えたことはない」とかわした。首相本人についても「個人の論評はしない」。
首相は25日夜の会見で「野党に丁寧に説明をして賛同を得る努力を今まで以上にしたい」と下手に出たが、小沢氏は「どなたでも話し合いには応じるが、参院選で約束したことの実現に全力を挙げる。それだけです」と早くも対決姿勢を鮮明にした。
◇
【用語解説】角福戦争
昭和47年7月の自民党総裁選で、田中角栄通産相(現・経済産業相)と福田赳夫外相が事実上の一騎打ちを繰り広げ、田中氏が勝利した。両氏の争いは激烈なものとなり、その後も確執を残したことから「角福戦争」と呼ばれた。両氏は53年の総裁予備選、非主流派が大平正芳首相に政権交代を迫って混乱した54年の「40日抗争」でも争ったが、いずれも福田氏側の敗北に終わった。
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