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明日、衆参両院での首班指名が行われる。衆議院では福田康夫、参議院では小沢一郎の指名となり、福田康夫総理が誕生する予定だ。すでに新聞報道では、伊吹幹事長,谷垣政調会長,二階総務会長,古賀選対総局長の4人を党4役として位置づけることを決めたとあり、安倍総理が嫌った面々も取り込んだ総主流派体制となった。
明日、首班指名を受けて組閣される福田内閣はサプライズなどなく、派閥均衡配慮型になるのは、これまでの経過を見れば容易に予想できる。そして、私たちはこの内閣をいつかどこかで見たような感覚で受け止める。
「帰ってきた自民党内閣」「壊れなかった自民党内閣」なのか。また、親子で総理というのも、世襲政治家だらけの日本の停滞した政界の空気を物語る。その前の安倍総理も岸信介の孫、今回の対抗馬だった麻生太郎幹事長も吉田茂の孫となれば、今回の自民党の選択は「総理の子か、孫か」しかなかったことになる。
極端に流動性に乏しい政治システムしか持てない自民党の時代の終わりを感じる。安部内閣が説明不能に陥った「政治とカネ問題」で福田内閣はどういう違いが打ち出せるのか。事務所費問題をのらりくらりかわした伊吹新幹事長が指揮をとるわけだから抜本的な利権体質からの脱皮はむずかしい。
より根元的には「小泉政治」を継承するのか、終わらせるのかも福田内閣が曖昧に出来ない課題だ。長く続いた市場原理主義と格差拡大に無頓着な日本社会の構造破壊は、大きく深い轍をつくってしまった。安部に続く福田内閣も、背中を押されるようにして、この轍を転げ落ちている。もし、福田政治が轍の外に出ようとすると「小泉改革を否定するのか」という騒ぎとなり、自民党は大混乱になるだろう。
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