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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu152.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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わたしたちの祖国が主権を回復するのは、これほどまでに厳しい
道のりであることを、安倍さんの挫折でむしろ学んだのだ。
2007年9月24日 月曜日
◆総辞職閣議は「ぜひ出たい」、安倍首相24日病院会見へ 9月23日 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070923-00000012-yom-pol
安倍首相が24日に入院先の東京・信濃町の慶応大学病院内で記者会見を行う方向で調整していることが分かった。
与謝野官房長官が23日、首相と面会後、記者団に明らかにした。担当医による24日午前の診断結果を踏まえて最終決定する。
首相の記者会見の意図について、政府関係者は23日夜、「首相は病気について自分の口から説明していない。辞めるに至った理由を改めて記者会見で話すということだ」と語った。
首相は自身の後継となる自民党総裁を決めた23日の党両院議員総会を欠席。その後、午後4時過ぎから病院内で与謝野長官と約5分間面会した。与謝野長官によると、首相は内閣総辞職を決める25日の閣議について、「是非出たい」と意欲を示したという。
◆このあとの10年 9月23日 青山繁晴
http://blog.goo.ne.jp/shiaoyama_july/
(前略)
麻生さんは、しっかりと安倍さんと手を組んでいるつもりだっただろうが、裏側では、安倍さんの麻生さんを見る眼に変化を起こさせるための動きが進んでいた。
「そうだねぇ、麻生に気をつけろと、町村派の誰が安倍総理に吹き込んでいようと、麻生さんは意に介さなかった。麻生さんの明るい、おおらかな性格という長所のためでもあり、わりあい油断しやすい短所のせいでもある」と、町村派内で福田さんと距離を置く議員は話している。
次の誤算は、まさしくこれである。
麻生さんは、安倍さんにゆっくりと疑心暗鬼の思いがきざし、、そのために尋常ではない深い孤独感に苛(さいな)まれはじめていることに、あまり気づいていなかったようだ。
安倍側近のひとりは言う。「安倍さんが麻生さんをちらりと見る目つきとかね、ああ、なんだか今までとは違うなぁと思ったけど、麻生さんは気にしている様子がなかった」
安倍さんはそうしたなかでインドを含むアジア歴訪の旅に出て、麻生さんとは電話連絡だけになった。そして、内閣改造、党人事に向けた準備が進んでいった。
前述したように、このインドで心身の調子はずいぶんと悪化した。
日本にいた麻生さんにも、その様子はかなり伝わっていたようだ。
このあたりでは、麻生さんの情報収集はちゃんと行われていた。
だからこそ麻生さんは、その安倍さんの心身の不調を知るにつれ、人事に積極的に、てきぱきと意見を述べるようになった。メモの作成もあった。
総裁派閥の町村派のなかでは、思想として福田さんに遠く、麻生さんに近かった議員をも含めて、これで麻生さんへの不信感が一気に高まってしまった。
このあたりが第三の誤算だ。
安倍さんの万一を考えるなら、町村派の議員たちをむしろ真っ先に、全体として味方に付けておくべきであり、不信感を広げてしまったのは、まったく逆のことであった。
もともと町村派のなかで、福田さんがそう人望があったのではなく、町村さん自身も安倍さんが辞任した直後には出馬を考えていたから、町村派には、さまざまな選択肢があった。その中に「麻生支持」という要素を、麻生さんはつくっておくべきだった。
それでも安倍さんは、幹事長に予定通りに麻生さんを起用し、麻生さんの進言も容れて、官房長官は与謝野さんとし、防衛、外務、厚生労働といった主要閣僚は安倍さんがみずから決め、安倍改造内閣、麻生執行部の自民党が無事にスタートした。
8月下旬である。
旧安倍派にいた古参代議士は、わたしに言った。
「そのためにむしろ、麻生さんは致命的に油断したね。安倍は、拉致強硬派の親友たちを、閣僚や首相補佐官には起用できなくとも、党でしっかり処遇して、味方がしっかりといてくれる態勢を望んでいることに、あまり気づかずに、とにかく世間や党内から友だちとみられている人間を、どんどん外していった。安倍のお父さんの代から、晋三さんと長年つきあってきたわれわれからすれば、麻生さんが乗っ取ったようにみえるし、晋三さん自身も、急速に不安感を強めていったことに、麻生さんは気づいていなかったな」
麻生さんにすれば、友だちをもはや安倍さんの身辺に置かないことが、むしろ安倍改造内閣を強化すると、思慮したのだろう。
だからクーデター説など、まったく間違っている。
一方で、安倍さんの極めて信頼する身近な議員からも「これじゃ、麻生さんに乗っ取られたとしか言えない。こんな、みんな、みんな外してしまって、安倍総理は孤立感を深めている」という電話が、わたしにも頻繁にかかるようになった。
(中略)
だから麻生さん、そして与謝野さんにとっては、海上自衛隊の活動継続は、テロ特措法の延長であるべきと限らず、新法によっても良かった。
延長なら、小沢さんと談合せねばならず、そのような会談をセットするなら、安倍さんが代わりに首を差し出す話にもなってしまう。
新法なら、短期間の活動中断は出るが、参院で否決されたあと衆議院の再議決で堂々と活動を再開できる。
この考えは、ごく真っ当である。
真っ当だからこそ、麻生執行部は、小沢さんとの談合会談を積極的にセットしようとは、しなかった。
セットしようとしたのは、どうせ物別れになる公式会談だけ、それを一度だけ申し入れた。
小沢さんが「会談の申し入れはなかった」と述べたのは、この経緯を指している。
心身が弱り、麻生さんにも、松岡さんの自死の時や、参院選大敗の時のような、万全の信頼を寄せられず、そのために急速に孤立を深め、中曽根さんを「最後の心の友」として頼っていた安倍さんには、小沢さんとの会談がぎりぎりと真剣には模索されないこと、だからテロ特措法の延長は無理であると確定してしまうことが、不満であり、怒りを含んだ絶望となり、急に新法の路線で代表質問に答えられないということも重なって、代表質問直前の辞意表明という、麻生さんや与謝野さんには理解不能な行動になってしまった。
辞意表明の直後、麻生さんも与謝野さんも「病気主因説」を会見で明言した。
これを見ていた、関西テレビの若手アナウンサーが「病気が原因、ということにしてしまいたいみたいですね」と言い、わたしも、そのときはそうかな、と思った。(ただし、放送の中ではない。放送前のスタジオ外で、雑談のなかで出たアナウンサーの発言だから、放送はされていない)
今は違う。
麻生さんも、与謝野さんも、そうとでも思わねば、安倍さんの行動を実際に理解できなかったのだろう。
ここまでは、すべて情報に基づく議論だが、ここでひとつだけ、まったくの推測を書いておきたい。
推測だからテレビでは述べないが、この個人ブログでは、書いておきたい。
なぜ入院中の安倍総理に代わる首相臨時代理を置かないか。
わたしは、それは安倍さんの最後のこだわり、すなわち辞任を病気のせいにしたくないという思いのためではないかと、これは勝手に推し量っている。
そして、その思いを、麻生さんと与謝野さんが今は理解して、しっかり受け止めることが可能になり、そのために、いわば安倍さんと麻生さんらのウェル・コミュニケーション、相互理解が復活しているのではないかとも、推察している。
首相臨時代理を置かないこと、そのものには、わたしは危機管理の専門家の端くれとして異論はある。
しかし同時に、やがて、国家主権の回復を再び掲げる政権を樹立するためには、この理解回復が、素晴らしいベースになることも、深く祈っている。
▼経緯の分析の最後に、麻生さんの最後の誤算にも触れねばならない。(以下は、再び、情報に基づく議論です)
それは、小泉さんの動きをめぐる誤算だ。
小泉さんについては、麻生さんはちゃんと注目していたと思われる。
だからこそ、総裁選の日程を短くしようとした。
これが誤算であり、この焦りが党内の反発を掻きたて、代議士会で小泉チルドレンから麻生幹事長が公然と批判される直接的な原因になった。
そして小泉さんは、短期勝負とみたからこそ、あっという間に決断した。
それは、平沼さんの無条件復党、すなわち郵政民営化反対のままの復党をさせない福田さんへの全面支持であり、もはや拉致問題は一顧だにしない決断であった。
平沼さんの無条件復党へ動いていた麻生さんは、その一点だけで、小泉さんを福田さんの庇護者にしてしまい、それが町村派を福田支持でまとめ、最大派閥の町村派が素早く固まったために、勝ち馬に乗る派閥が相次いでしまった。
郵政民営化の造反組、反対者の復党は、麻生さんだけが志向したのではなく、安倍さん自身も志向した。
だから小泉さんにとって、安倍さんが後継者であった時代はとっくに終わっていた。したがって、小泉・安倍・麻生と続く後継政権をつくる意志は、もはやカケラもなかったのである。
麻生さんは、残念ながら、その小泉さんを完全には読み切っていなかった。
▼こうやって今日、9月23日の総裁選で、福田政権が実質的な産声をあげる。
これによって、国家主権の回復への試みは、いったん確実に頓挫するだろう。
しかし絶望ではない。
まず麻生さんの総裁選での健闘によって、拉致問題にちゃんと光があたり、日本国民に国家主権の問題について違う選択肢があることを、深い部分で伝えることができた。
クーデター説のような愚かな情報操作についても、麻生さんはきわめて冷静に対処し、国を率いる危機対処能力の素質を持つことを証明した。
あとは今日、麻生さんが少しでも多くの票を取り、明日につなげることを祈るばかりだ。
ほんとうは、安倍さんが両院議員総会に現れ、麻生さんに投票すると明言してくれることを夢想した。
もちろん、それはかなわず、安倍さんは黙って、病室で不在者投票を済ませた。
しかし、安倍さんが辞意表明によって憑き物が落ちて、麻生さんと志を共有する信頼関係に戻っている、あるいは戻りつつあることを、ほのかに感じる。
安倍さん、麻生さん、それぞれの誤算によって生まれた、誤解、それが溶ける時機が来ていることを、かすかに感じる。
安倍さんの辞意表明の主因は、まさしく、あまりに深い孤立、孤独であった。
国家主権のフェアな回復、それを安倍さんは「戦後レジュームからの脱却」と呼んだ。
それを進めようとする時に立ち現れる、巨大な壁、その壁を打ち破ろうとしたときに直面した孤独と孤立は、あえて申せば、貴重な孤独でもあった。
わたしたちの祖国が主権をほんとうに回復するのは、これほどまでに厳しい道のりであることを、志を同じくする者は、政治家であれ市民であれ、それは関係なく、この安倍さんの孤立による挫折でむしろ学んだのだ。
これからの10年、このあとの10年だからこそ、国家主権の公正な回復という根っこの志を共有できるひとびとは分裂せず、連帯する、団結する、それが、たいせつではないだろうか。
(私のコメント)
テレビマスコミはもっぱら福田か麻生かといった総裁選レースの実況に明け暮れて、安倍総理がなぜ辞めたのかという問題は報道していない。今日24日に安倍総理の記者会見が行われるようですが、記者会見が出来るような総理がなぜ慶応病院に軟禁されていなければならないのか?
「株式日記」が推測してきたように、森ー中川ラインと小泉前総理による辞任勧告で安倍総理は辞めざるを得なかったのだろう。麻生与謝野ラインによる政権運営では森ー中川ラインは政権が乗っ取られた形になってしまう。安倍総理といえども闇将軍達の代理人でしかないのだろう。
新五人組みといわれていますが、森・青木・中川秀・古賀・野中と読売新聞のナベツネとCIAによる権力中枢による決定なのだ。なぜアメリカのCIAが安倍降ろしの決断をしたのかというと、アメリカの対北朝鮮政策と拉致問題で譲らない安倍総理の姿勢が邪魔になったからだ。その結果ナベツネと新五人組みが動いた。
◆日本テレビ・読売新聞政治部が福田を世論操作で支援。何が不偏不党だ! 9月17日 二階堂コム
http://www.nikaidou.com/2007/09/17/
17日読売朝刊一面トップは、「福田氏圧勝の勢い本紙調査 衆参213議員支持 世論も福田氏58%」と、見出しを打っているのだ。読売新聞は、何か相当焦っているようだ。この世論操作は、まるで人民日報と同じではないか。
今回の世論操作を見ると、朝日よりも読売が突出しなくてはならない理由を分析すると、戦後史の闇がある。現在、安倍首相と麻生首相誕生を望んでいないのは、中国より 米国なのは歴然としているのだ。それは、米国と同盟国であって北朝鮮問題では、日本の国益と一致しない。これは、専門家にとって周知のことだが、元読売新聞社主正力松太郎は、CIAのスパイだったことが米国の公文書で明らかになっている。
(私のコメント)
このように日本のマスコミはCIAや中国の公安などの情報機関によって完全に管理されている。だから熱心に新聞を読んだりテレビを見る人ほど情報操作によって洗脳されてしまう。アメリカ・CIAにとっては日本は「侵略戦争をした犯罪国家」でなければならないのだ。ところが安倍総理は戦後レジームの脱却と言い出した。
もし日本が「戦争犯罪国家」でなかったとすると、アメリカの原爆投下や東京大空襲は日本人に対するホロコーストということになり、アメリカ国内の黒人への人種差別問題やインディアンに対するホロコーストが問題となり、アメリカという国家の存立基盤が揺らいでしまうのだ。だからこそ米国務省も従軍慰安婦問題では反安倍の大キャンペーンを行なった。
つまり日本を「戦争犯罪国家」にしておくことはアメリカも中国も韓国も利害が一致している。読売新聞や朝日新聞はそのような外国の情報機関によるプロパガンダ機関に過ぎないのですが、愛国保守的な事を言う事はテレビなどからも追放処分されてしまう。だからネットのブログなどで細々とした活動せざるを得ないのだ。
親米ポチ保守や左翼の言論人はアメリカや中国の後ろ盾があるからテレビなどでも発言の場が与えられますが、愛国保守的な言論人はテレビで発言してもほとんどカットされてしまう。だから生放送の「朝まで生テレビ」などではポチ保守と左翼のパネラーしか出ていない。
だから安倍総理の打ち出した「戦後レジームからの脱却」というスローガンはアメリカ政府にも警戒の目で見られて今回の失脚につながったのだ。その点では福田新総理の方がアメリカにとっても扱いやすいのだろう。麻生氏も安倍氏と同じ路線だから怪情報を流して麻生内閣の芽を潰した。
青山繁晴氏が言うように「戦後レジームからの脱却」の戦いは非常に困難な事であり、アメリカとも戦い、中国とも戦い、国内の米中の傀儡勢力とも戦わなければならない。だから安倍総理は最初は村山談話や河野談話を継承して靖国神社も参拝しなかった。しかしそのような曖昧路線は安倍内閣の存在感を希薄にしてしまった。むしろ小泉総理のように譲らないところは譲らないとはっきり決めていた方が戦いやすかったのではないかと思う。
しかし昨日の総裁選での麻生候補の善戦は安倍路線もある程度の力を持ってきたことを証明するものだ。しかし下の写真から見れば分かるように150ではなく300人近い人が麻生候補の応援に集まっていた。街頭演説でも麻生候補が圧倒していたのに自民党にはそれは反映されず新五人組みが決めた福田氏が総裁に選出された。
自民総裁選 麻生氏応援の若者約150人、党本部へ 9月24日 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070924-00000002-maip-pol.view-000
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