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2007.9.21(その2)
森田実の言わねばならぬ[575]
平和・自立・調和の日本をつくるために【386】
安保理の海自給油など海上阻止行動「謝意決議」は見え透いた子ども騙しである。
日米両国政府によるこんな姑息で卑劣な行為に騙されてはならぬ。
「兵は詭道なり」(孫子)
[戦争は敵を騙し欺くものである]
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子ども騙しのような姑息で卑劣なことが、日本政府と米国政府によって国連安保理の舞台で行われた。日本の民主党と日本国民に方向転換させようとの「詭道」である。騙されてはならぬ。
アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)の任務を1年間延長し、日本の海上自衛隊がインド洋で参加する多国籍軍の海上阻止行動への謝意を初めて明記した国連安保理事会の決議案が、9月19日、安保理において賛成14、棄権1(ロシア)で採択された。
国連安保理決議に至る経緯について、9月19日付読売新聞夕刊は次のように報じていた。
《安保理が海上阻止行動の重要性を認めることは、11月1日に期限が切れる日本のテロ対策特別措置法の延長論議にも影響を与えそうだ。…日本の民主党が海自の多国籍軍船舶への給油活動を「国連決議に基づかない」として反対していることを受け、日本政府は活動の重要性が決議で示されるよう、米国などに働きかけていた。》
まことに姑息にして卑劣極まりない「子ども騙し」である。民主党がこんな見え透いた「子ども騙し」に引っかかるとは思わないが、それにしても、日本政府と米国政府のやることは低劣である。日本の民主党を馬鹿にしている。いや、日本国民をなめている。
海上自衛隊のインド洋での給油活動は、憲法第9条に反する行為である。これを止めさせないと、日本国憲法が踏みにじられた状況がつづくことになる。日本政府の米国政府への従属がつづくことになる。いま止めるべき時である。
もともとアフガンへの軍事行動は米国の軍事行動であり、これを米国に同調した有志国が応援に参加したに過ぎない。このような米国中心の軍事行動に、日本の海上自衛隊が参加すること自体が、憲法第9条に反する行為なのである。
民主党が海上自衛隊のインド洋からの撤退を求めるのは当然のことである。間違っているのは日本政府のほうである。過ちは正されなければならない。
こんなことに騙される民主党政治家や日本国民はいないと思うが、あえて言わねばならぬ――あらかじめつくられていた決議案に「謝意」の言葉を加筆しただけの見え透いた「子ども騙し」に騙されてはならない、と。
ロシアの棄権が、国連安保理一体の行動ではないことを証明している。どんなにカモフラージュしても、過去を消すことはできないのである。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03693.HTML
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