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A:うーん、お腹いたいよー。
N:都合が悪くなると病院に逃げ込むのは、それこそ「戦後レジーム」的な昭和の政治家の手口だな。
A:中川クンまで意地悪言わないでよ。入院生活は退屈で死にそうだし、早く退院したいなあ。
N:ほとぼりが冷めるまでしばらく軟禁だな。どうせテレビばっかり見てるんだろ。
A:総裁選はずいぶん盛り上がっているみたいだね。いよいよ明日は次期総裁が決るけど、やっぱり福田サンが優勢らしいね。
N:拉致問題については福田サンが「私の手で解決したい」と意欲を見せてたな。
A:拉致に関しては、福田サンは「圧力」より「対話」を重視するらしいね。「圧力」重視のボクとしては、まずはお手並み拝見といったところだよ。フフン。
N:エラソーなこと言って結局何も進展してねえだろ。まあ同じく「圧力」重視の麻生サンだって、北朝鮮との友好的な「対話」なんていう絵空事で拉致問題が解決できるはずないと思ってるだろうな。
A:麻生サンは「俺が首相になったらゴルゴ13に金正日狙撃を依頼して一発で解決する」って言ってた。
N:そっちの方が絵空事だろ。もっとも福田サンの政策はあいまいで、ハッキリとした物言いを避ける態度は相変わらずだよな。
A:「お前をこんな人間に育てた覚えはない 赳夫」と書いた紙でも踏ませるか。
N:ヤメとけよ。
A:ボクも「早く正直なじいちゃんになってください 晋三」と書いた紙を、先週地獄で踏ませてくればよかった。
N:何の話をしてるんだよ。それにしても総裁選のおかげで国会審議はストップしてるけど、それでも運営に1日3億円もの税金が使われているんだぜ。
A:でもマスコミが総裁選のニュースを垂れ流してくれるから、自民党の良い宣伝になったよね。
N:自民党の勝手な都合で3億円の税金を毎日ドブに捨てられているのに、麻生だ福田だと喜んでそれを見ている日本国民ってのは本当にバカばっかりで助かるな。
A:中川泰宏議員も「国民はアホですよ!」って叫んでたしね。
N:「アホじゃないですよ!」だろ。それにそこで言ったんじゃないよ。それに元はと言えばオマエのせいだろ。
A:うーん、お腹いたいよー。
N:仮病はヤメろ。「機能性胃腸障害」で1週間も入院するなんてフツーじゃ考えられないんだぞ。
A:ボクだって早く退院したいよ。それにしても舛添サンは相変わらずテレビによく出てるね。
N:厚労相なんて誰もなりたがらなかったけど、社保庁をただ罵倒するというウルトラCで人気もまずまずだよな。でも年金問題に隠れてあまり報道されないけど、厚労省がいったん見送った「ホワイトカラーエグゼンプション」をまた持ち出したのも舛添サンだぜ。
A:いわゆる「残業代ゼロ法案」だとして国民から批判された法律だよね。
N:舛添サンは「横文字を使うからマスコミに残業代ゼロ法案と書かれ、一発で終わり。『家庭だんらん法案』とか『パパ早く帰ろう法案』という名なら通る」と力説したそうだぜ。
A:4つもの家庭を渡り歩いた人の言葉だけに重いね。
N:どんな価値観だよ。
A:「パパ早く帰ろう法案」に決ったら、舛添サンはどの家に帰るのかな?
N:協議離婚してそれぞれ養育費もちゃんと払ってるんだから、いいかげんカンベンしてやれよ。それから、警察官の父親を16歳の娘が殺害するというショッキングな事件が起きたよな。
A:いくら父親が嫌いだったと言っても、16歳の女の子が親の首を切りつけるんだからスゴイよ。
N:しかも現場の自宅からは、凶器に使われたオノが押収されたそうだ。
A:「私が落したのはその金のオノです」なんて欲張るからだよ。
N:くだらねえなあ。何の話をしてるんだよ。
A:うーん、お腹いたいよー。
N:それはもういいよ。それから、長嶋元巨人軍監督の妻、亜希子サンが心不全のため18日未明に亡くなったな。
A:まだ64歳の若さだったらしいね。長嶋サンという国民的スターを影で支えてきた人だけに、何かと気苦労も多かったんじゃないかな。
N:長嶋サンは現役を引退した後も、ずっと重い職責を負ってきたしな。
A:市川市議会議員としてね。
N:それはプリティ長嶋だろ。そんな千葉県民しか分らない「ボケ」はよせ。
A:最近セクハラで訴えられたらしいね。
N:だからプリティ情報はいらないよ。それより亜希子夫人の訃報を受けて、巨人軍の原監督やソフトバンクの王監督、NYヤンキースの松井選手など、長嶋サンに縁のある球界の大物たちからも続々と追悼コメントが寄せられた。
A:楽天の野村監督だけは「うらやましいなァ」とボヤいてた。
N:そんなこと言ってないだろ。もっともサッチーは当分死にそうにないけどな。それと長男の長嶋一茂クンも沈鬱な面持ちでインタビューに答えていた。
A:グッバイ・マミー。
N:それはケニー野村の暴露本だろ。野村家から離れろよ。どうせテレビばかり見てるんだろ。何か良いニュースはないのかよ。
A:先週の金曜日には、種子島宇宙センターから月探査機の打ち上げに成功したってね。アメリカのアポロ計画以来初の本格的な月面調査らしいよ。
N:夢があるよな。最新宇宙科学の粋を集めたプロジェクトに「日本の伝説」にちなんだ名前をつけるのもシャレてるよな。
A:「おろち」ね。
N:「かぐや」だよ。「おろち」はオーバーランして火星まで行っちゃうだろ。
A:それから柔チャンが柔道世界選手権で7回目の優勝を決めたんだよ。
N:でも男子は金メダルが1個だけと振るわず、柔道連盟の理事改選では前理事の山下サンが落選した。日本で生まれた「柔道」も、「JUDO」としてそろそろ世界に引き渡す時期が来たのかもな。
A:「FUJIMORI」もペルーに引き渡す時期が来たしね。
N:それは関係ないだろ。
A:うーん、お腹いたいよー。
N:いいかげんにしろ。
「安倍首相、14日に自殺図る 入院先の慶応病院で 鬱状態深刻で身辺警護を強化」(日刊ベリタ)
いかにもありそうなニュースだが、それだけに真偽のほどは怪しい。いずれにせよ自殺はいけない。なだ・いなだの言葉で、「私は死がきらい、それ以上に、死によって生きているものに圧力をかける、センチな連中がきらい」というのがある。もっとも安倍さんにその手のセンチメンタリズムがあるとは思えないが。
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