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吹くか“地方の風” 党本部に地方支部反発 自民総裁選【産経】
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070921/skk070921011.htm
23日の自民党総裁選を控え、党本部が都道府県連に出した通達が波紋を広げている。
都道府県連が持つ3票の行方について、両院議員総会の投開票前に公表することを禁止したものだ。
趣旨は「国会議員の投票に影響を与えないため」だが、一部が「われわれの独立を侵すもの」と反発、事実上の事前公表を明言している。
「開票結果の保秘は保障できない」とする県連もあり、都道府県連の“開票ラッシュ”となる22日中に地方票の行方が明らかになる可能性が高まっている。(池田証志、峯匡孝)
「地方の投票傾向に国会議員が影響されるなら、その国会議員が悪い。
自分の信念をもってやればいいだけ」。
事前公表禁止の通達について自民党神奈川県連幹事長の竹内英明県議は、こう切って捨てた。
「県連は自民党のヒエラルキー下にはない。
独立した都道府県連の集合体が自民党だ」。
平成13年に予備選を呼びかけ、“地方の風”のきっかけ作った同県連には、小泉純一郎前首相を誕生させた自負がある。
福岡県連の新宮松比古会長は「隠してもあまり意味がないこと。地方から影響を与えるからこそ公表すべきだ」と主張。国会議員票での劣勢が伝えられるなか、麻生太郎幹事長の地元として、“風”を吹かせたい思惑がある。
茨城県連会長の山口武平県議も「普通の選挙でも支持や推薦を表明する。公選法でも禁じていないことをなんで強いるのか」。茨城県連は18日、役員一任で麻生氏に3票を投じることを決めた。
これに対し、党選管は都道府県連に対し計3回に渡る指導を行い、国会議員にも注意を呼びかけた。京都府連は「われわれも組織の一員。事前公表を公言する県連には憤りを感じる」と、不快感を示す。多くは素直に「党本部の通達を守る」としているが、「一刻も早く党員に知らせた方がよい」と県連内で議論になったり、本部から直接注意を受けて事前公表を控えた県連もある。
産経新聞の調べでは、47都道府県連中、すでに支持候補を事実上明らかにしていたり、事前公表を取る県連は、態度保留を含めても9つ。このままでは“風”は吹かない。
しかも、13年の総裁選では、党員投票で1位の候補者に3票すべてを投票する「総取り」方式が採用されたが、今回は得票率に応じて3票を配分する「ドント」方式を採用する道府県連が27にのぼるため、地方票が両候補者に分散してしまう。
苦境に立たされた麻生陣営の選対本部長、鳩山邦夫法相は「民意を反映させるために都道府県連に公表時期を任せるべきだ」と選管委員長の臼井日出男衆院議員に申し入れたものの、前向きな回答はなかったという。
一方で、都道府県連で開票作業を行う選管委員は地元の議員や党員。北陸地方の県連は「開票結果が漏れないとは言い切れない」。別の県連も「他の県連の票が明らかになり始めたらうちも公表する」と打ち明ける。
22日には、30道府県連が、党員投票や限定投票などの開票を行う。党関係者は「一部の県連で開票結果が明らかになれば、雪崩現象が起きるかもしれない」と地方票の行方に注目している。
(2007/09/21 23:19)
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