★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK42 > 260.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000015-gen-ent
自民党総裁選は福田康夫元官房長官が独走中だが、その裏では薄汚い謀略が張り巡らされていた。安倍を降ろし、福田に取り換える“クーデター”だ。謀略の主犯は中川秀直前幹事長――。
アッという間に福田総裁の流れが決まった総裁選だが、決め手になったのは最大派閥、町村派(80人)の動向だ。麻生幹事長は、まさか福田で一本化されるとは思ってもみなかった。実際、安倍辞任後、中川秀直前幹事長(町村派)は小泉チルドレンらとともに「小泉担ぎ出し」に動く。飯島勲元首相秘書官が陰で動き、「小泉前総裁の再登板を実現させる会」を結成。片山さつきらがテレビカメラをつれて、署名集めに精を出し、小池百合子前防衛相も「オペラ好きの小泉さんにアンコールを求めたい」と挨拶した。
そうしたら、小泉の「出ない」というメッセージが森元首相や中川を通じて流され、それを機に中川らは「福田支持」に。町村派は一本化され、福田支持の雪崩現象になったのである。
この間、飯島が小泉事務所に辞表を提出、チルドレンのひとり、杉村太蔵議員は「(福田支持で)いいんですか。こんなのおかしい」と武部元幹事長に食ってかかった。
飯島が怒り、杉村が噛み付いたのは理由がある。
「小泉が出ないことは、中川や飯島、チルドレンたちもわかっていた。与謝野官房長官を担ぐか、小池百合子にするか。それでもダメなら、棚橋泰文元内閣府担当大臣を担ぐつもりで動いていた。ところが、中川が途中で裏切って、福田支持に回ったんです。今から思うと、最初から福田に持っていくためのデキレースだったのだろう。チルドレンを利用した麻生潰しだ。片山らもグルだったと思う。短期決戦をもくろんだ麻生は、両院議員総会で潰された。この時、『選挙期間を長くしろ』と発言したのは片山、佐藤ゆかり、猪口邦子らチルドレンだ。みんな今や、福田支持。飯島辞表は自分を利用した中川や動かなかった小泉への怒りだろう」(与党関係者)
自民党議員の中には「中川が安倍降ろしを仕掛けた」と言い切る議員までいる。中川は安倍辞任前、官邸に押しかけて面談すると、「安倍首相は“麻生にダマされた”と言っている」と流した。安倍の孤立がクローズアップされ、麻生は立場をなくした。中川にしてみれば、一石二鳥だったのだ。
そういえば、中川は参院選惨敗後、森、青木らとともに「福田で行こう」と謀議を交わしたメンバーだ。青木は自派閥の額賀に出馬断念させ、福田一本化に協力した。安倍が持たないことを見越した“クーデター”だったのが透けて見える。ますます、バカバカしい総裁選だ。
≪これで「麻生後継」の目は消えた!? ≫
●議員会館に投げ込まれた“紙爆弾”
安倍首相が退陣表明した直後の12日の夕方、永田町の議員会館の各事務所にFAXが流れた。
「現代産業情報」の最新号で、そこには、どのメディアよりも早く麻生幹事長が安倍後継の準備をしていたことが詳しく報じられていた。
もともと自民党の一部には、安倍の様子がおかしいと分かった早い段階で、与謝野官房長官を臨時首相にして、時間稼ぎするプランが浮上していた。与謝野臨時首相のもと、安倍を治療させ、時間をおいて総裁選へと進めれば、ここまで麻生後継に反発は起きなかった。少なくとも、麻生、与謝野の2人で「ポスト安倍は安倍路線を継承する人がふさわしい」というムードをつくっていけば、今日のように福田が急浮上することはなかった。
だが、焦る麻生が一気呵成に事を進めたことが同誌には書いてある。
「議員会館でこれを読んだ議員たちは、“党のナンバー2が職責を果たさず、私利私欲を優先させるなんてひどい”と思った。それで、翌13日の総務会や両院議員総会では麻生執行部が提示した19日投票案に反対が相次ぐと同時に、“総理を支えるべき人が後ろから刺した”なんて話が広がり、あっという間に麻生包囲網ができてしまったのです」(関係者)
政局を動かした“紙爆弾”ということか。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK42掲示板
フォローアップ: