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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu152.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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参院選後安倍総理が続投したのは福田後継を阻止する為だった。
小泉は郵政民営化のために福田を支持したが、拉致には関心がない。
2007年9月20日 木曜日
◆包囲網で勝負あり?福田vs麻生戦いの裏事情を青山がズバリ 9月20日 ぼやきくっくり
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid371.html
(抜粋)
青山繁晴
「名前はもちろん伏せてるんですけども、安倍さん自身がとても信頼している若手のホープの一人です。で、その人はいま福田さんの陣営で動いてるんですが、一昨日僕に向こうから電話がかかってきて、いきなり『福田政権というのは青山さん、本当は最悪の選択ですよ』と言うから、『いや、あなた福田支持で動いてるじゃないか』と言ったら、『いや、正直に言うと俺はいまね、安倍政権がとにかく目指した外交・安保……』、これ何のこと言ってるかというと、それは北朝鮮のことです。そのことを『わざわざ墓穴を掘ってそこに埋めてるような心境なんです』と。つまり福田さんが総理になったらそういうことになっちゃうということを、彼は言ってるわけですね。だから、表でやってることとと中で思ってることがこれほど食い違ってる総裁選も、僕は政治記者の時代からあまり見たことがない」
青山繁晴
「やっぱりこの人って出てますけれどもね、この小泉さんにまつわる話はきちんとしなきゃいけないっていうか、もともとの出発点からやっぱり皆さん理解してもらいたいんで、ちょっとひとまずこの小泉さんの顔だけ覚えててもらって、その経緯から入っていきます。で、その経緯のためにね、さかのぼるのはやっぱりあの日です。あの日というのは7月29日、参議院選挙の投開票日。その日に戻りたいと思います。その日に何があったか」(パネル表示される)
青山繁晴
「安倍さんの辞任、つまりこの3人で安倍はもう終わりだと、今夜中に辞任会見してもらうってことを決めた上で、実はその段階ですでに福田さんを、総裁選をやって福田さんを総理にするっていうことを、実は福田さん本人にはあまり伝わってないままこの3人で決めてしまって、で、それからどうしたかというと、この福田さんに近い派閥、で、安倍さんが嫌いな派閥、安倍さんのことを嫌いな派閥、はっきり言うと古賀派とか山崎派とか、そのへんに実は連絡を取った。そのために麻生さんに情報が洩れた。逆に言うと麻生さんはその情報をキャッチした。キャッチしたから麻生さんはすぐに、あの人行動力ありますから、すぐに行動を起こしてこうしました」(パネル表示される)
青山繁晴
「はい。これ『続投への説得』だけ出ましたが、麻生さんは安倍さんが一人でいた公邸に向かって、つまりあの3人の中から中川、当時の幹事長も行こうとしてたから、それより前に公邸に入って安倍さんに説得をした。その説得の中身も今までははっきりと出てませんでしたが、だんだんはっきりしてきました。その説得の中身は、『安倍さん、あなたがもしやめたら次は福田になりそうなんだ。その話が実は進んでるんだ。もし福田さんになったら、内政では意外と同じだけれども、外交・安保、特に北朝鮮には全然意見が違うだろ』と。福田さんが小泉内閣の官房長官だった時に官房副長官だった安倍さんと、『北朝鮮を巡って大ゲンカしただろ』と。その大ゲンカは間違いない事実で、要するにあの5人を、曽我ひとみさんなど5人を福田さんはいったん返せと言って、安倍さんは返しちゃだめだと言って、そこで大ゲンカして、それが尾を引いてやがて福田さんは官房長官を辞めたわけです。ですから麻生さんの説得というのは実は具体的には、『あなたがいま辞めてしまったら福田さんになって、5人を返せという路線になるんだから、あなたは続投しなきゃいけない』と言って説得して、実は安倍さんがあの時になぜ続投を決めたのかの一番大きな理由は、本当はこれだったんです。で、そこが安倍さんの生真面目なところであると同時に弱いところでもあるんだけども、安倍さんはこの理由を続投会見の時に国民に言えなかった。どうしてかというと、それを一言でも言ったら『安倍は拉致問題を政治に利用してる』と必ず言われるから。それが嫌だったからどうしてもそれを口にできなかったんですけども、ベラベラとそれを言ってしまった方が僕は良かったと思うんですが、言えなかったわけです。言えなかったけれども、とにかく安倍さんはその時点では続投を決心して、それを受けて麻生さんは動き始めたんですが、その時に今日皆さんにお示しした2つの大きな誤算が生まれてしまいました。はい。それちょっと出して下さい」(パネル表示される)
青山繁晴
「はい。これはヤマヒロさんが見てこられたインド洋の海上自衛隊の活動についてですね。安倍さんはシドニーでたとえばブッシュ大統領やオーストラリアのハワード首相に対して、ちゃんと法律を延長して切れ目なくやりますからってことを約束したこともあって、新法じゃなくて、いったん途切れる新法じゃなくて延長でやりたいと思ってた。で、麻生さんは新法か延長ぐらいの違いだったら乗り越えられると思って、それからその時安倍さんが心身弱ってたから、お腹もかなり痛かったし気持ちも落ち込んでたところもあったから、麻生さんと与謝野さんはどんどんこの新法で進めてしまった。それを安倍さんが、それだったら辞めるというぐらい強く怒るとははっきり言って思ってなかった。だから僕はこの番組で前に言いました『麻生路線への怒り』というのはこのことなんですね。それからもう一つ人事について。まだ(パネルを)出さないでね。人事について、この、安倍さんも不満を持った。人事の全部ではありません。たとえば高村防衛大臣とか町村外務大臣、それもこの番組で言った通り、安倍さんの希望を通したんです。麻生さんはいろいろ違う名前も出したけど、それは採用しなかった。そこは安倍さんは自分の考えを貫けたんだけど、拉致の強硬派を麻生さんは麻生さんなりの考えで、拉致問題進めるためにはむしろここは一歩引いた方がいいって判断もおそらくあったと思われますが、人事でそのへんは安倍さんはまだ不満が残った。でもそれだけだったらこの人事は巨大な、巨大な誤算にならなかったかもしれないんだけど、実はもう一つの誤算を人事が生みました。それはこれです」(パネルの伏せられた部分、「小泉の怒り」が表示される)
青山繁晴
「ここで実は小泉さんが出てくるわけです。で、小泉さんが怒った麻生さんと与謝野さんの人事っていうのは何を言ってるのかというとですね、皆さん、8月末の安倍内閣の改造がありましたね。で、大臣とか党人事が決まった後に、副大臣の人事がありましたね。その副大臣の人事で郵政の造反組を4人、一気に就けましたね。一気に復活させて記者会見でその理由を聞かれて、与謝野さんは『いや、郵政民営化というのはもうはるか昔のことのようです』と言いました。小泉さんはそこでまず怒った。実は周辺の証言によると、まず怒ってる。その怒ってる最中に平沼さんの復党っていうのがはっきりしてきて、しかも小泉さんがここは許せないと言ったのは、無条件の復党になってる。で、無条件の復党になってるとどうなるかというと、平沼さんというのは実力のある政治家ですから、郵政民営化法は法律はあるけども、あれはいわゆるプログラム法で手順を書いてあるだけだから、骨抜きにしようと思ったらできるから、平沼さんが無条件、つまり郵政民営化賛成ですと転向しないで反対のまま復党したら、郵政民営化をつぶされると小泉さんは怒ったから、実は小泉さんは大変怒った。それだけじゃなくてですね、僕は今日聞いたことの中で、実はこの件は今日の午前中に小泉さんの側近から電話で聞いたんですが、僕はちょっとびっくりしたのはですね、小泉さんは去年の9月26日に安倍さんと交替しました、その時に小泉さんは『俺はこれから1年間沈黙するけども、来年の9月26日頃から活動を再開する、復活する』と言ったと」
青山繁晴
「たとえば飯島勲総理秘書官などにそれを言ったと。で、どういう意味かというと、小泉さんはやっぱり動物的な直感の人だから、どうせ1年ぐらい経ったら郵政民営化を骨抜きにする動きが出る……」
青山繁晴
「『その時に自分は必ず動く。それまでの1年間は遊ぶ』と言ったんです。それで麻生さんの大きな誤算の一つはですね、あるいは与謝野さんの誤算の一つはですね、小泉さんは確かにこの1年間遊んでました。たとえば神楽坂(かぐらざか)で飲んでることも含めてですね、目撃者がいて……」
山本浩之
「小泉さんが総理大臣を辞める時に、1年後に活動を再開すると言ってまさにその通りになってきてるわけですけれど、そんな話はほんとなんですか。びっくりしましたけどね」
青山繁晴
「はい。それはさっき言いました通り、麻生さんの誤算もあってね、それが現実になってるわけですけども、その麻生さんの誤算についてですね、視聴者、国民の方にこの場を借りて、僕はっきりお話ししておきたいことが一つあってですね。今まで説明しました、それからこの番組の過去にも言いました通りね、その、麻生さんが新法をめぐって安倍さんの気持ちを十分酌めなくてですね、違う路線を行ってしまって安倍さんの怒りを買った、人事でも怒りを買った、つまり安倍さんの不満を呼んだ。もう一つ、安倍さんは心身共に弱ってたから、小さなことを大きくとられる傾向もあった。それも麻生さんの誤算のうちですが、自民党議員の中にですね、この、青山がつまり『麻生はクーデターをやろうとしたんだ』と、『麻生・与謝野はクーデターをやろうとしていたんだ』と話をすり替えてる人がいてですね。で、僕のところにそういう連絡がいろいろ来たんで、実はそのうちの一人名前を聞きましたから、実は何人かいるんですけど、一人に今日のちょうど昼頃に電話して、僕は思わずもう実際に電話で『おまえ』と言ったんですけどね、国会議員に向かって。『おまえ、僕がね、関西の番組で麻生と与謝野がクーデターやったんだと、それに失敗したんだと嘘を言っただろ』と。『いつ僕がクーデターという言葉を使いましたか』と。『麻生路線への怒りっていうことは言ったけども、それ全然事実が違うじゃないか』と。どう事実と違うかというとですね、皆さんさっきの話でわかっていただけると思うんですが、麻生さんが安倍さんを説得したというのはですね、安倍さんに来年夏の北海道洞爺湖サミットまでは少なくともやってもらって、で、その間に麻生さんは幹事長として力を蓄える。麻生さんがきれいな人と言ってんじゃないですよ。力は蓄える、やがて総裁選は近づいてくるんだから。1年間も幹事長やったら十分力は蓄えられるから、それから安倍さんがたとえばサミットを花道なら花道で勇退して、その後麻生さんが禅譲、つまり譲り受けて政権をやって、北朝鮮に対する強硬姿勢、中国に対する厳しい姿勢もそのまま続けるっていうのが、麻生さんの組み立ててきたことなんです。誤算っていうのはそれが狂ってしまって、安倍さんが怒って辞めてしまったことが誤算なんですから。あるいは小泉さんを怒らせたことが誤算なんで、この夏に麻生さんがクーデターやろうとしたなんてことは全く僕は言ってないし、その、話をすり替えたと。これ謀略で、はっきり言うと、僕はその思わず『おまえ』と呼んだ国会議員にね、言ったのは『こんな卑しい情報操作をするなよ』と。『堂々とやれよ』と言ったんです。そしたら彼は『いや、私は絶対そんなことは言ってない』とね、全面否定するから、まあ名前は言わないけれどもですね。その、『君たちの仲間に伝えろ』ということは僕は言いました。はい」
青山繁晴
「これは小泉さんの周りの動きになってますが、この2人(飯島・小池)の顔を見てですね、あれあれ?と思われたと思うんですが、皆さんご承知の通り、小泉チルドレンと言われる80何人の議員の方々が小泉さんに、再登板してくれと言いにいきましたね。それをあの有名な飯島勲前首相秘書官がそれをつないで、50人集まったら小泉さんを説得するって言ったでしょ。ところがこれは小泉チルドレンがダシに使われたんです。本当は飯島さんと小池さんが事前に話し合いをして、小泉さんは、これむしろ飯島さんが主導でやったんですよ、僕の聞いてる話では。小泉さんは絶対出ないって飯島さんは知ってたから。小泉さんが出ない場合には小池さんを擁立すると。つまり小泉さんに支持してもらって擁立するということを仕掛けたんです。それがどういう結果になったかというと、次出して下さい」(パネル表示される)
青山繁晴
「ところが誤算があったのは麻生さんだけじゃなくて、あの巧みな飯島前秘書官の誤算が会ったのは、実は森さんを通じて福田さんの側から、直接じゃないようですが森さんという人を通じて福田さんから小泉さんに何を言ったかというと、『私は平沼さんを復党させない。郵政民営化はちゃんと仕上げてみせる』。それは小泉さんにとっては実は信用できる部分があって、あの小泉政権の中で外交・安保、つまり北朝鮮や中国に対しての対立は福田さんとしてもあったけれども、実は郵政民営化については非常に支持して推進してたわけですね。で、福田さんってのは約束は絶対守る人っていうのは小泉さん知ってるから、そこで突然福田支持を打ち出してしまったわけです」
青山繁晴
「小泉さんが動くっていうのは、自分は再登板するって意味は全くないの。郵政民営化をあくまで仕上げることなんですね。そしてね、その上でですね、その小泉さんが福田さんを支援したために、福田さんの総理就任がいま色濃くなってるわけですね。で、その時に私たちがちゃんと目を開けて見てなきゃいけないのは、福田さんは北朝鮮に対して融和派です。北朝鮮に近い人ですから。今までこの番組で何度も指摘した、1人か2人、あるいは2人か3人の拉致被害者を新たに返すだけで、それで解決としてしまう、その恐れは十分ある。十分あるからですね、もう一つ。この総裁選で皆さん謎があると思うんですが、その謎の答がこれなんです。というのはね、いま画像出てくると思いますが、中川昭一さんや、中川昭一前政調会長や、あるいは菅前総務大臣のような拉致強硬派の人々が(2人の画像が画面に出る)麻生さんの推薦人になってますね。しかしさっき人事のところで、安倍さん不満を持ったと言った通り、この中川さんや菅さんは、麻生さんによって今回の改造内閣では活躍の場を封じられたわけです。そういう人事の恨みっていうのは、この永田町では一番大きく左右するはずなのに、これ、中川さん、菅さんを別にほめて言ってるんじゃないですよ。結果的にはほめるのかもしれないけど。フェアに言ってね、この中川さんや菅さんは拉致被害者を救出するんだと、最後の一人まで取り戻すことが大事で、自分たちの不満はとりあえず置いといて、福田と麻生しかいないんだったら、麻生さんの強硬路線支持するしかないってことで推薦人になったっていうのは、僕はこれはフェアに見て高く評価します。で、昼に電話をした議員も含めて、他の議員と今日たくさん電話した時にね、この拉致事件について福田さんと考えの近い人、たとえば山崎拓さんの考えに近い人なんかにも電話して、考え違ってても、この中川さんと菅さんの行動っていうのはですね、『今までの政治家の行動と違うよね』と言ったら、『青ちゃん、それはそうだよね』と言ったわけです。それで皆さんに今日最後に改めて見ていただきたいのは……」(手書きフリップ出す)
青山繁晴
「はい。小泉さんも福田さんも実は拉致は二の次であると。小泉さんもドラマチックな動きはけっこうだけれども、結局小泉さんというのは郵政民営化だけに関心がある人であって、今日、僕、小泉さんの側近にこの件は電話で聞いた時にね、『じゃあ最終的にね、小泉さんは拉致問題をどうしたいんですか』と聞いたら、『青山さん、それ知ってるでしょ。小泉はほんとは外交・安保興味ないよ。郵政民営化だけなんだ。だから福田を選んだんだ。福田の北朝鮮に対する融和姿勢なんかちっとも小泉は気にしてないよ』と言ったんです。これはあくまでも小泉さんの側近のある人の意見ですから、それはそう言わなきゃいけないけど、国民はこの総裁選の中にこういう真実があるということも、こういうことはありそうだってことは今日お話ししたかったんです」
青山繁晴
「いや、危機管理上、実際は大変な問題ですけどね。だけど僕は今日あまりにも裏と表が違う総裁選で、それから人の発言を勝手にすり替える政治家が現にいたりね、この、嫌らしいなと思う反面ね、でもやっぱり同じ国民を助けることについては自分の不満を抑える人がいるっていうのはね、その、政治家はとにかく汚い奴だと言うのもいいけれども、やっぱり若い世代を中心にちょっとは希望が出てると思った方が○○(聞きとれず)もあるじゃないですか」
青山繁晴
「あのね、もう時間ないんですが、いまヤマヒロさんの問いかけに答える意味で一つ言っとくとね、拉致で強硬派、それから中国に対して厳しい姿勢をとってるとね、ものすごい圧力かかりますからね。僕みたいなちっぽけな一市民にもものすごい、いま圧力かかってますから。その、政界の中でそれ言うっていうのも本当は大変な努力が要ります。安倍さんはいわばその重圧に潰された面もなくはない。それも国民の方には知っていただきたいです」
(私のコメント)
23日の総裁選を前にして、様々な情報が乱れ飛んでいますが、情報源からして青山繁治氏の話が一番真相に近いだろう。安倍総理も福田後継でなければ参院選の惨敗で退陣していたかもしれない。しかし福田氏が後継総理になれば北朝鮮問題などは後戻りしてしまって拉致は棚上げされて国交回復路線に向かってしまうだろう。
だから森ー中川ラインは早くから古賀派や山崎派や谷垣派などとも対麻生包囲網で話し合いが出来ていた。だから遅かれ早かれ安倍辞任と同時に福田擁立が一気に進んで後継総裁人事は参院選直後から話はついていたのだ。麻生氏の計算違いは森ー中川ラインがこんなに早く動き出すとは思っていなかったのだろう。
安倍総理は体調以外にも特措法延長問題でアメリカと小沢民主党の板ばさみにあって立ち往生してしまって政権を投げ出してしまった。さらには森ー中川ラインと麻生ー与謝野ラインの対立にも板ばさみにあって、中川秀直に辞意を打ち明けていた。麻生幹事長にも打ち明けていたが麻生クーデター説は森ー中川ラインが流したものだろう。
一気に福田擁立に動いたのは小泉純一郎が福田支持に動いたからですが、麻生ー与謝野ラインは平沼氏が自民党に復帰して郵政民営化路線が御破算になる可能性が出てきたからだ。小泉にしてみれば郵政の民営化はアメリカとの公約でもあるし、10月からの郵政民営化は軌道に乗せなければならなかった。だから本当の安倍辞任の仕掛け人は小泉前総理なのかもしれない。
安倍総理が慶応病院に軟禁状態にされてしまった以上は麻生ー与謝野ラインは決め手を失ってしまったのであり、来年の洞爺湖サミットまで続投して麻生氏に引き継ぐという戦略は挫折した。小泉前総理がこれほど早く動き出したのは麻生ー与謝野ラインが順調に動き出したからで、このままでは郵政民営化も危うくなる可能性が出てきたからで、直接の引き金は平沼氏の自民党復帰の話が出たからだろう。
だから小泉チルドレン達も飯島秘書官が中心になって10日頃から集まって小池百合子擁立で動いていたようだ。しかし小泉氏は福田支持に行ってしまって小池擁立は失敗した。小泉チルドレンも選挙が近いから自民党公認を貰う為には福田支持で行かざるを得ないのだろう。
麻生氏の戦略は今から考えれば参院選大敗で安倍総理を辞任させて、小泉総理が選ばれたような一般投票に持ち込んで圧倒的な支持を獲得するしか最初から勝算はなかったのだ。その場合でも福田ー麻生の一騎打ちになって一般投票で麻生氏圧勝すれば国会議員票もその流れに乗らざるを得ない。
しかし小泉氏を選んだ時のような危機感が今の自民党にはない。5年半に及ぶ小泉内閣ですっかり昔の自民党に戻ってしまったのだ。これでは福田自民党で選挙を戦って破れて下野して頭を冷やすしかないだろう。公明党も自民が大敗しそうだとなれば民主党とくっつく可能性があるし、そうなると公明党票が民主党に流れて自民党はそれこそ本当に少数野党に転落してしまうかもしれない。
だから福田自民党誕生までは何もなくても、国会が始まれば参院の与野党逆転で審議がストップして、一気に解散総選挙に突入していくだろう。福田自民党で公明党が離脱すれば勝敗は選挙をやらずとも見えている。小沢代表と創価学会の池田名誉会長とはすでに会談して話はついている可能性がある。
だから森ー中川ラインは福田総理誕生までは順調でも、そこから先はいばらの道であり下野する事も計算のうちに入っているのかもしれない。闇の声氏の話では森ー中川ラインは金はたっぷり持っているから、いったん下野してもすぐに政権を取り返す自信はあるのだろう。
◆814 :闇の声:2007/09/19(水) 08:05:24 ID:FOKBx2HM 2ちゃんねる
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1189687894/750-850
それにしても、政界の黒幕中川秀直とは良く言ったモノだな
あれは笑える
中川の特技は座り込みと怒鳴り込みしかない
親分の森と同じで、どこへでも顔を出す節操の無さと政策なんか知らなくても
平気で屁理屈を言える度胸は大したモノだ
これは言い換えれば、いつまで経っても派閥の会長とは名ばかりの町村の不人気の裏返しだね
中川は森のバックがあるからでかい態度が出来るだけの話なのだが・・・
ただ、親分の森と違ってとにかく暗い
森はかつての派閥の領袖にバカ呼ばわりされてもそこで頭をかく事が出来た
今の森を支えているのは、中曽根や宮沢喜一などにバカ扱いされ続けてきたと言う
勲章だよ
その勲章の裏返しは様々な密約を知っているのは自分だけだ・・・要は、かつての領袖達は
どこへでも顔を出せる森に伝言を依頼し、森はそれを自分の意見を交えることなく伝えていた
積もり積もったその裏話が森の財産と言える(金以外)
小渕政権末期に、森があれだけ詰め寄ったのも小泉の出現で自分は首相になれないまま終わるのかと
思い、急に権力欲が湧いたからだ
中川はそんな森を見ていて、いつか自分もと思っている
それは常に家の中で婿養子として酷い扱いを受けているストレスもあるそうだ
財布の中までチェックされていると言う噂まである
見返してやりたいのと、まあ後は森以外のバックにせっつかれてと言う感じだな
バックは勿論組織なのだが・・・
◆では、森ー中川のラインは政局をどう読んでいるのか・・・
何がしたいのかだが、一旦下野してもしょうがないだろうと言う雰囲気だね
同時に、民主党の金庫にあまり金が無くて、空中戦なら負けないとも考えている
竹中が自分達の側に立っていることも強気の裏付けになっている
言い換えれば、一旦下野しても政治の混乱ですぐに細川政権の二の舞だと踏んでいる
小沢の健康問題と左右対立、菅直人の野心など不安要素はいっぱいあるのだ
いろいろ聞いてみると、小泉は自分の息子に恙なく選挙区を譲れればそれで
静かにする事に同意したとか
これは、選挙区での無駄遣い・・・横断道の建設で一族に金が落ちるなどの
すっぱ抜きなど小泉金脈ネタを押さえ込む事が条件とか聞いたがそれは疑わしい
何かは判らないが、小泉は無力化されている
窮余の一策で麻生が小泉をとも勘ぐってみたが、それはあり得ない様だな
武部はもしかすると・・・福田が次の選挙で生き残れば論功行賞有りだろう
今の内閣で次の選挙までは行くけれども、選挙で勝てば白紙改正だ
その際には森ー中川色が濃厚になるだろうね
◆創価学会との関係が見えてこない
福田は学会との関係は良くもなく悪くもなく・・・
同時に、学会が何をしたいのかも見えてこない
名誉会長周辺は今は会長に勲章をぶら下げる事しか念頭にないようだが
それはいつまで続く事ではなく、いずれ政治的前進を求めてくるだろう
つまり、主要三閣僚のウチのポスト一つであり、そこに名誉会長お気に入りの
人材を起用させ代々そのポストを受け継ぐことだ
国交省を公明党が抑える事で、ホテルや旅館など観光関係で学会の力は
物凄く強くなった
それは大きな利権収入だね
さらにそれを一歩進めたいから、目指すはまずは経済産業相かな
そうなれば中小企業経営者にも信者を増やせるし雇用も学会中心にすることが出来る
中小企業金融公庫の仕切を学会が出来たら・・・雪崩を打って信者が増えるね
その様な事が夢なのだ
ただ、正直なところ自民党との関係も疑わしくなってきて、どこまで付き合うか
そこが問題になりつつある
なぜ学会がそこまでしなければならない?その声は小さくない
地方に金を落とせ・・・これは学会の声でもある
その意味で福田の敵は自民だけではない
かなりの摩擦を生じる局面が出てくると見ている
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