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(回答先: 海外派遣で恒久法目指す 福田氏インタビュー(中国新聞) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 9 月 19 日 09:44:19)
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007091801000903_Detail.html
詳報 9月18日21時53分更新
福田氏インタビュー詳報
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福田康夫元官房長官のインタビュー要旨は次の通り。
−安倍晋三首相の理念「戦後レジーム(体制)からの脱却」を引き継ぐのか。
「教育再生会議などはまだ途中段階だ。方針を引き継ぐかどうかはよく吟味しないといけない」
−自民党は参院選で3年後に憲法改正案の発議を目指すことを公約に掲げた。
「国会で(改憲案発議に必要な)3分の2を取れる態勢が組めればしてもいいが、今はそういう状況ではない。実現しない、道筋が立たないことを言うべきかどうか。与野党が合意し、国会全部の合意を得る努力をすべきだ」
−テロ対策特別措置法の延長問題への対応は。
「経済力を持つ日本が、国際的なプレゼンス(存在)を高めるために給油活動をするのは意味がある。日本が給油を止めれば、国際的にも波紋が起こる」
−新法案を来年の通常国会に提出することも選択肢にあるのか。
「(今国会での)審議日数も少なくなり、選択肢も狭まってきた。その中で何がベストか考えないといけない」
−自衛隊の海外派遣は恒久法が望ましいか。
「何か起こった時に慌てて法律をつくるということでは機敏な対応はできない。日本が国際的な平和活動に協力しようとの意思があれば、きちんと整えておくことは大事だ。恒久法をつくる際に、集団的自衛権に関係する部分をどう判断すべきか、政府の有識者会議『安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会』の答申は意味がある。話を聞きたい」
−武器使用基準の緩和については。
「戦闘行為の口火になるかもしれないとして、国連平和維持活動(PKO)でも国境警備や武装解除は行っていない。それでいいのかどうか」
−国会開会中の組閣で閣僚を大幅に入れ替えるのは難しいか。
「数の問題ではなく、質の問題だ。答弁能力があれば何人代わっても問題はないが、新しい人が答弁能力があるのか。適材適所がそううまくいくのか。まだそんなことを考える余裕はなく、白紙だ」
−野党との「話し合い解散」も視野にあるか。
「解散権は首相にある。だが参院で大きなダメージを受けている状況で『解散権は首相にある』と威張っていられるのか。今までのように首相が『やる』と言い切れるのかどうかは疑問だ」
−地域間格差が問題となっている。小泉、安倍両内閣の政策のどこに問題があったのか。
「規制改革だ。改革自体はいいが、経済合理主義的な部分が強くなり、例えば企業は正規職員を非正規職員にするなど企業本位の雇用関係をつくった。その結果、賃金が下がった」
「(地方に)『ばらまきをやれ』では財政が持たない。難しい問題だが、地方には怨嗟(えんさ)の声が満ちている。税制、交付税以外にも、やる気がある地方に積極的に支援する仕組みを考える必要がある」
−政治とカネの問題にどう取り組むか。
「政治活動の自由は担保されないといけない。何が何でも全部公開しろというのは危険だ。何かあった時には第三者機関が1円単位でチェックする仕組みをつくればいい」
(初版:9月18日21時53分)
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