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世襲なんてもんじゃない、私物化だ
http://www.asyura2.com/07/senkyo42/msg/156.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2007 年 9 月 18 日 23:00:10: KqrEdYmDwf7cM
 

(回答先: 世襲は「悪」である:牧太郎の大きな声では言えないが…(毎日新聞) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 9 月 18 日 22:48:21)

現在販売中の「持丸長者 国家狂乱編」もよいです。


私物国家―日本の黒幕の系図 (知恵の森文庫) (文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334780016/asyuracom-22

日本国民が国家から押しつけられた借金は、1人400万円、1家族1000万円超!
それを生み出した原因は、歴史的人脈にあった。
不良債権を生み、経済と国家を崩壊させ、ひたすら私腹を肥やすのは誰か?
生ぐさい事件の数々の裏にひそむ、この国のすさまじい血脈を追跡し、
暗黒事件の高度なメカニズムを解きあかした初めての記録。

このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


国家を私物化して食い荒らしている、政治家、官僚、利権で生きる財界につい
て、その黒い鉄のトライアングルに関し、著者は丹念に掘り起こして系図を描
き上げる。その中心にいるのが税金を支配している大蔵官僚であり、金融にお
ける不良債権のでたらめな処理や、ゼネコンに対しての偏った税金の投入は、
国家としての政治が機能していないために、税金の無駄遣いに終わってしまっ
た。小泉が厚生大臣時代に起こした薬害エイズ事件をはじめ、住専事件やイト
マン事件は既に風化して、責任逃れに終始した小泉が殊勝になの、日本は亡国
の淵に立ちすくんでいる。国民はいよいよ貧しくなる一方で、ひたすら私服を
肥やす権力者たちは、複雑な血脈で結ばれて国家に寄生しているが、それをこ
の本はあからさまに抉り出している。著者が作った系図を眺めているだけで、
日本という国家が化け物であると理解できるが、それにしても黒幕をあぶりだ
した著者の作業は素晴らしい。


これでもかと言わんばかりに,日本の政財官の主要メンバーが血縁関係につな
がっていることを,ひたすら述べた作品。文章は荒いことこの上なく,段落内
でのロジックさえよくわからないほどだが,圧倒的な巻末の家系図が象徴する
ように,とにかく,ここまでつながっているのかと思い知らせるだけの労作で
ある。社会階層が固定化され温存される現実を目の当たりにさせられる。

読後以来,おかげで私は家系図作成マニアとなってしまった。


現代日本で起こる経済事件とその背景を、主に事件当事者の近しい血縁という
観点から辿った作品です。偉くて悪いヤツはつながっていることが多い、とい
うような。個人的には陰謀論を単純に信じないけれど面白がれる性質なので、
手にとってしまいました。エンターテイメントとしては同じ作者の「億万長者
はハリウッドを殺す」とか「赤い盾」の方が楽しめると思います。本作はちょ
っと内容が薄い気がしましたし、「特権階級」を悪者にしすぎで、クールなノ
ンフィクション感が損なわれてしまうと感じました。しかし本作の論旨に賛同
するわけではないですしよく言われてることですが、官僚や政治家、経済人の
世襲制ってエライことになってますよね。いまは時代の変わり目ですし、全て
を彼らのせいにするわけ!にはいきませんが、階級の世襲による停滞や腐敗も
きっと多かったのもきっと事実、チェック用の資料としてもいいかもしれませ
ん。


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コメント
 
1. 代理投稿1[42] keOXnZOKjWWCUA 2017年3月19日 07:51:00 : goJCZio63dQ[364]
コメント可能?

2. 管理人さん[1878] iseXnZBsgrOC8Q 2017年3月19日 07:59:03 : goJCZio63dQ[365]
4ヶ月前に出版された本

日本近現代史入門 黒い人脈と金脈 単行本 – 2016/11/25
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4797673362/asyuracom-22

レビューより

5つ星のうち 5.0国会図書館に眠る手付かずの資料調査から立ち上がる日本の人脈と金脈。異様な事実に刮目を。

読書人が一驚した「赤い楯」出版から早四半世紀。
以降「巨大財閥」を軸に近現代史を読み解くという手法はロシア・東欧・アメリカの深部にメスを入れ良書を発表し続けてきた。
そして2007年、広瀬氏は満を持して日本の財閥形成史を編み上げた「持丸長者三部作」を上梓。
だが広瀬隆にはもう一つの代表作がある。こちらの方が有名かもしれない。チェルノブイリ原発事故後の講演を記録した「危険な話」である。
「地球を回すのは一握りの財閥である」 このテーゼの中に原子力発電所もあるのだが、これが2011年3月11日未曾有の大爆発を引き起こす。
再び広瀬氏は日本国中を講演で走り回ることになる。被曝への不安、食物連鎖への恐怖などで集まった聴衆に、氏は時に強い言葉で糾弾する。
何故東電は傍若無人であり続けられるのか?
その答えが本書にある。

5つ星のうち 4.0今、必要な視線!
「赤い盾」を読んだ時「この手法を自国に
当てはめていただけたら」と思いましたが
やはり、お見事としか言いようがない。

毀誉褒貶、喧しくなるのは必須でしょうが
「必要な視線」であることは事実です。

否定、ではなく議論、を呼ぶべきです。


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