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http://plaza.rakuten.co.jp/atlanticsalmon/diary/200709150001/
知られざる真実
最近の週末は、読書三昧。
アマゾンに注文して大分待たされたが(通常は2日程で配達される)(注文した書籍は配布を邪魔されている気配が濃厚)、植草一秀・著「知られざる真実ー拘留地にて」がやっと届いた。
例の痴漢冤罪の氏の書籍である。
斜め読み中であるが、幾つか興味深い記述があったので、その一部を以下に掲げる。
p119〜p121 [蔑視されていた国民]
小泉政権の高支持率はデマゴギーとメディアの偏向報道によって生み出された。小泉首相は利用可能な権力を全て使用して独裁的に政治を運営した。小泉首相が人事権を振りかざした為、損得を重視する人は権力に擦り寄った。多くの国民は操作された情報に誘導されて小泉政権を支持した。
2005年6月21日の衆議院「郵政民営化に関する特別委員会」で民主党の五十嵐文彦議員が質問に立った。郵政民営化についての1億5000万円規模の政府広報業務が「有限会社スリード」という竹中郵政担当相の秘書官が関係していると見られる業者に競争入札ではなく随意契約で発注されたことが問いただされた。
政府広報は「郵政民営化ってそうだったんだ通信」と題する新聞折込チラシの製作と配布だった。チラシは2005年2月20日に大都市圏を除く、全国の約1500万世帯に配布された。だが、契約は「随意契約」で「随意契約」になった経緯が不自然だった。
2005年6月23日に民主党の中村哲治議員が重要な事実を指摘した。有限会社スリートが2004年12月15日に提示したとされる「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」が示された。ここにはグラフが記載されていた。
縦軸がIQ(知能指数)、横軸が構造改革への肯定(右)、否定(左)の度合いを示した。下半分のIQの低いゾーンが四角で囲まれ、「小泉政権支持層=B層」と記載された。
内容は「主婦層&子供中心」、「シルバー層」で「具体的なことは分らないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣閣僚を指示する層」と説明された。
資料下部に大きな文字で「B層にフォーカスした、徹底したラーニングプロモーションが必要と考える」と総括されていた。この企画に基づきB4サイズ、二つ折り4ページ・フルカラーの「郵政民営化ってそうだったんだ通信」という折り込みチラシが1500万世帯に配布された。
チラシの1面には竹中氏とテリー伊藤氏の全身写真が掲載され、テリー氏「竹中さん、郵政民営化って僕にもよくわからんのよ。ちゃんと説明してよ。」竹中氏「よろこんで!(笑)郵政民営化って、私達の町と暮らしを元気にする、そのためのもの」、テリー氏「え!? それ、おもしろそう、もっと詳しく聞きたいな」の会話が記載された。
2005年9月11日実施の総選挙が「郵政民営化賛成か反対かを問う選挙」と位置づけられたことを考えると、折り込みチラシは自民党の選挙運動の意味を兼ねたことになる。民主党が委員会に提出したスリーソ社と竹中氏秘書官とのやり取りを示すとした文書に拠ると、対談者の第一候補をテリー伊藤氏としたのは大臣の意向だった。
国民をIQで分類し、政権支持層をIQの低い層と認識し、IQの低い層にターゲットを絞ったPR戦略が実行されたことになる。メディアが問題を真剣に取上げたなら政権は吹き飛んだ筈だ。だがメディアは国民を侮蔑した世論操作に血道をあげる小泉政権を糾弾しなかった。
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(私のコメント)
まず国民にとって最も必要なのはメディアリテラシーですね。
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植草氏は国策捜査の犠牲に? 「知られざる真実 拘留地にて」を読んで(JANJAN)
http://www.asyura2.com/07/senkyo41/msg/813.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 9 月 08 日 21:35:21: 2nLReFHhGZ7P6
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