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http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070918-257704.html
機能性胃腸障害と診断され、東京・信濃町の慶大病院に入院中の安倍晋三首相(52)が、18日からの公務復帰を見送ることになった。首相周辺が17日、病院側から「今週いっぱいは入院してほしい」との要請を受けたことを明らかにした。当初「少なくとも3、4日」とされた入院が、少なくとも10日近くまで長引くことになる。政府は安倍首相の首相臨時代理を置いておらず、専門家は、このままの体制が続くことは「危機管理の面で許されないことだ」と指摘した。
安倍首相周辺によると、17日の診察の結果、容体に変化がなく、病院側から「今週いっぱいは入院してほしい」との要請があったという。関係者によると、この日も首相に見舞客らの面会者はなく、昭恵夫人が付き添い点滴などを受けた。新聞やテレビなどはあまり見ていないという。
首相は13日に慶大病院に入院。機能性胃腸障害と診断され、主治医は「少なくとも3、4日の入院が必要」としていた。東北大病院の本郷道夫医師は「機能性胃腸障害なら、10日近い入院はちょっと長い」という。「退院すればマスコミ対応などで再び強いストレスにさらされる。今回の入院には『静かなところで静養してもらいたい』という、ストレス回避の目的が少なからずあるのではないか」と話している。
首相が18日の公務復帰を見送ることになったため、政府は14日に続いて閣議を取りやめ、閣僚懇談会に切り替えるという。
内閣法は(1)総理大臣に事故があるとき(2)総理大臣が欠けたときに臨時代理を置くと定めている。首相の臨時代理の順位は与謝野馨官房長官、高村正彦防衛相、鳩山邦夫法相、町村信孝外相、伊吹文明文科相−と決まっているが、今回の首相の入院は(1)(2)のケースには「合致しない」(与謝野氏)として、政府は臨時代理を置いていない。
政治評論家の浅川博忠氏は「臨時代理を置かないのはおかしい。危機管理の面から許されるものではない」と指摘。「与謝野氏を快く思わない町村派に首相が配慮したのかもしれない。あるいは、首相自身が臨時代理を置きたくないと思っているのかもしれない」。いずれにしても、首相の退院が来週以降にずれ込む可能性が強まり、仮に週明けに退院したとしても首相も、臨時代理も不在という“異常事態”が10日前後も続くことになる。
[2007年9月18日8時42分 紙面から]
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