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拙著『いまリベラルが問う』が発売されてから3ヶ月になる。私はこの本の出版に特別の思いをもっていた。私のWebサイトの永田町徒然草の読者は確実に増えているが、私の主張をインターネットでみれない人にもこれを伝えたかったからである。インターネットというメディアの読者が、本というメディアで私の主張を読んでくれるとは限らない。いやほとんど期待しない方がよいと覚悟していた。それにしても……。
ましてや『いまリベラルが問う』は、Webサイト上に掲載されているものを出版化したものである。だから私のWebサイトの読者は、それならば本は買う必要はないと思うのはごく自然のことである。私のWebサイトは、どこからみてもきわめて政治的なWebサイトである。私のWebサイトにアクセスする方は、ある程度の政治性があると信じていた。今回の政治性とは、私の主張をできるだけ広めるために本というメディアでも世の中に発信することである。その必要性を理解して下さる読者がいれば、『いまリベラルが問う』を購入して下さると期待していた。
現在は本が売れない時代である。“かたい本”は、特に売れない。そもそも出版した本が書店に並ぶのは、全国の書店のほんの一部にすぎない。本はもともと利益率がすくない商品であるから、広告を打つことによってよほど売れる可能性がなければよほど資金力がある出版社でなければ広告は打てない。今回の出版に関して、そのようなことを私は出版社に期待も要請もしていない。一方出版社の方からは、買取などの要請もなかった。
しかし、Webサイトで発信する主張を本という手段で多くの人々に伝えたいと私は本気で考えている。そのためには、ある程度の部数が売れなければ出版の継続はできなくなる。『いまリベラルが問う』が発売されて3ヶ月近くになるが、残念ながら未だに目標としていた部数は売れていない。このような状況だと今後Webサイトの「永田町徒然草」や「憲法改正問題講座」や「創価学会党化した自民党」を出版化することができなくなる。私としては非常に辛いことである。
私もできる範囲で購入のお願いをしてきたが、いまできることはWebサイトの読者に以上の事情をよく理解いただいて『いまリベラルが問う』の購入をお願いするしかない。私たちはこれから“安保闘争”を上回る戦いをしなければ、政権交代という目標を達成することができない。私が発信することは、そのためのものである。その戦いの一角をシッカリと果たすという自信はある。その私に必要なメディアがWebサイトとこれと連動する出版なのである。この政治的意味合いをご理解いただき、今後も出版を継続して行うことができるようにするために『いまリベラルが問う』の購入を伏してお願いする次第である。
それでは、また明日。
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