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日本で餓死が起きている
昨日のクローズアップ現代は、『相次ぐ餓死・続発の謎 真相は』でした。
今、全国各地で、餓死で亡くなる人が相次いでいる。その数、年間五十件以上。背景には、「最後のセイフティネット」と呼ばれる生活保護システムが、各地で十分機能しなくなってきていることが指摘されている。事態を重く見た弁護士たちは、本当に必要な人たちが保護を受けられるよう、福祉事務所への申請に同行する取り組みを開始した。社会の格差が拡大する中、最低限度の生活を保障するセイフティネットを今後どう構築すればいいのか。7月に北九州で起きた問題を通して、課題と対策に迫る。・・・・NHKホームページより
北九州市の52才の男性は、 肝臓病を患っていて働けないので生活保護を受けようと福祉事務所を訪れた。福祉事務所は、軽い就業なら可能との医師の診断に注目して、男性に就業を求めた。男性は、自ら「働きます」といい、生活保護の辞退に同意した。
近所の人の話によると、男性は野草を食べていた、歯が抜けてきつそうだった、とのことだった。男性は、餓死して一ヶ月して発見された。部屋には食べ物がまったくなく、日記には「10日も何にも食べていないけど、生きていられるものだな。」とか、最後には、「おにぎりが食べたい。」と書き残していた。
北九州市の福祉事務所職員は、「市が作成した福祉マニュアルに従うと犠牲者が出る」という。
どういうマニュアルになっているかというと、
まず、医師の診断を受けさせる。それで、少しでも働けると診断されると、生活保護の対象者から除かれ、就労指導が行われる。そこには、もう、申請者には、就労するか、生活保護を辞退するかの選択しか残されていないということらしいのだ。
それでは、確かに犠牲者が出る。先の男性について言えば、医者から「軽い就労が可能」と診断されたため、この時点で事務所は、生活保護を許可する気はまったくなく、男性は辞退するしかなかった。結局は、働くことも出来ず、この飽食時代に餓死するという衝撃的な亡くなり方をしたのである。
働けるんだから働けといわれても、雇ってくれるところがなかったら働けませんよ。事務所は生活保護を受け付けないし、そうなったら、食べ物も買えない、餓死するしかないので、この男性は餓死してしまった。
この北九州のマニュアルは、「闇の北九州方式」と呼ばれ、すでに明らかにされているが、せっかくクローズアップされたついでに、復習しておきます。北九州市は、職員に「数値目標」を課していた。生活保護を減らすことを目標として申請者に対していた。
そして、北九州市は、生活保護の受給率を減少させてきた。
厚生労働省は、北九州市の生活保護の削減を歓迎し、昨年4月「闇の北九州方式」をマニュアル化した「生活保護の手引き」を全国の自治体に配布している。
何とも寒いお話ですね。バーレーンで燃料を気前よく3倍の価格で購入してインド洋で無料ガソリンスタンドをしている国が、生活ができない人の生活保護を打ち切るとは、なんだか、矛盾してませんか?
いやいや、自公与党の考え方としては矛盾してないのだった。国民に使うお金は勿体無くてしょうがない、できるだけ使いたくない、将来的には全部自己責任ってことにして、限りなくゼロに近づけたいけど、自分たちが日本国民の税金を使って儲けを懐へ入れるのはウェルカムってことで、まったく矛盾してない。
この生活保護一つをとってみても自公与党政権の国民に対する薄情な態度が見て取れますね。こんな政権に政治をされているってことは、まったく日本国民の危機じゃありませんか。
☆トラックバックピープル「自民党」に参加しています。
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明日は、旅行に出るというのに、こんなま夜中に記事を書いているなんて、どうかしてますね。
「ふじふじのフィルター」
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_6458.html
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