★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK42 > 111.html ★阿修羅♪ |
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070917k0000m010123000c.html
真夏のような晴天の広がった16日、自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎・自民党幹事長(66)は、東京・渋谷のハチ公前でそろって初の街頭演説に臨んだ。さて、聴衆の反応は−−。【永井大介、苅田伸宏、市川明代】
午後4時。ハチ公前広場は1万3000人(自民党発表)で身動きも取れないほど。「俺(おれ)たちの太郎」とプラカードを掲げたグループがいたり、麻生氏が登場した時だけ拍手がわき起こるなど、若者の麻生人気は相変わらず。しかし、聴衆の評価は分かれた。
◆私は福田さん
中高年層は福田氏の支持が目立った。キーワードは「バランス」だ。
横浜市青葉区の無職、菱川勝郎さんは「生まれて88年、今ほど政治がひどいときはない。金と政治の話にはうんざり」と嘆く。「福田さんは温和な感じ。麻生さんは強引に物事を進めそう」
「野党支持に傾いていたが、福田さんが浮上したので考え直す」と言うのは東京都中央区の無職、田原徳子さん(71)。「北朝鮮などの外交面でも、野党との関係でも、話し合いでやっていこうという姿勢がよい」
若者にも「バランスがいい印象。年金問題をしっかりやってくれそう」=横浜市の会社員、前仏達也さん(23)=といった声があった。
◆私は麻生さん
麻生氏には分かりやすさやメッセージの強さの点で支持が集まった。
長野県松本市の会社員、大久保親雄さん(60)は「話が分かりやすい。福田さんはいいところだけ出てきて、負け勝負はしないというのが見え見え」と話す。
東京都新宿区の会社役員、松尾吉洋さん(33)は「自分がこの国をよくするために首相をやるんだという気力を感じる」。
同武蔵野市の自営業、山田幸一さん(59)は具体性で評価する。「麻生さんの方が企業の育成、地方再生など、具体的な政策を語っていていいと思う」
◆当たり障りなく
しかし、最も目立ったのは「どちらも支持できない」だった。
「首相公選制で国民が選ぶべきだ」と話すのは横浜市の自営業、荻原彩子さん(62)だ。「福田さんも麻生さんも2世議員。自民党というコップの中の争いではなく、自民党自体がもっと変わらなければいけない」
東京都狛江市の自由業、島田潔さん(44)も「政権交代をしなければだめだ。最初は麻生さんが本命と言われたのに(派閥の意向が働いて)一夜にして福田さんになった。安倍首相を支持していた人の責任問題はどうなったのか」
最後まで熱心に耳を傾けていた群馬県伊勢崎市の大学院生、野沢尊信さん(25)は「解散・総選挙をにらんだ自民党アピールの一環で、2人とも当たり障りのない演説をしたなという印象です」とバッサリ。
毎日新聞 2007年9月16日 23時30分
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK42掲示板
フォローアップ: