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http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/10/k20071010000109.html
刑務所に服役したあとに無実とわかった富山県の男性の有罪を取り消すためのやり直しの裁判で、富山地方裁判所高岡支部は「真犯人がいるのは明らかだ」として、男性に無罪の判決を言い渡しました。
富山県の元会社員、柳原浩さん(40)は、平成14年に富山県内で女性に乱暴した罪などに問われ、2年1か月間刑務所に服役しましたが、その後、別の男が犯行を自供したことから無実が明らかになりました。検察庁は、裁判のやり直しを求める再審請求を行い、ことし6月からやり直しの裁判が行われてきました。
10日の判決で、富山地方裁判所高岡支部の藤田敏裁判長は「犯行を認めた別の男の自白は十分信用することができ、真犯人と認められる」と指摘しました。そのうえで、柳原さんについて「当時、アリバイがあったことを示す電話の通話記録が存在するなど、犯人ではないことは明らかだ」と述べ、無罪を言い渡しました。判決のあと、藤田裁判長は「無実であるのに服役したことについてまことにお気の毒に思います。失われた時間はどうすることもできませんが、これからの人生が充実したものになるよう、心から願っています」と述べました。また、こう留されている間に、いっしょに暮らしていた父親が死亡したことについて「お父さんのことを思うとことばがありません」と声を掛けました。
判決を受けて、検察庁は控訴する権利を放棄する手続きを直ちに取り、柳原さんは、逮捕されてから5年半たって無罪が確定しました。富山地方検察庁の佐野仁志次席検事は「男性をはじめ、ご家族や被害者に多大なご迷惑をおかけしたことを心からおわびします。本件を肝に銘じ、今後、基本に忠実な捜査をさらに徹底して再発防止に努めていきます」と話しています。また、富山県警察本部の吉田光雄本部長は「無罪判決が決定し、あらためて心からおわび申し上げます。今回の事態を重く受け止めて再発防止に努め、引き続き徹底を図っていきたい」というコメントを出しました。
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