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平和・自立・調和の日本をつくるために【358】政治空白に終止符を打て! (森田実の時代を斬る)
http://www.asyura2.com/07/senkyo41/msg/964.html
投稿者 いっぱつ 日時 2007 年 9 月 12 日 13:27:53: sl92nDep4Wwmo

2007.9.5(その1)
森田実の言わねばならぬ[531]

平和・自立・調和の日本をつくるために【358】
政治空白に終止符を打て!
安倍内閣はもはや何もできない「死に体」政権である。安倍首相の居座りを認めていては政治空白が長期化するだけである。止めねばならない。このために参議院は臨時国会冒頭で「安倍首相問責決議」を行い、安倍政権に引導を渡すべきである

「四面楚歌」(『史記』)
[四方がすべて敵。孤立して助けがない。いまの安倍首相のおかれている状況]

 安倍首相は「死に体」である。もはや何もできない無能・不能政権である。
 安倍首相が衆議院を解散し総選挙を行えば、自民党が壊滅することは、冷静な判断能力をもつ自民党議員なら、皆、わかっている。驚くべきことに、自民党と公明党の国会議員は、解散・総選挙をしたら滅亡するような首相を支えつづけているのだ。これほどの偽善はない。自民党、公明党の国会議員の無責任さは糾弾されるべきである。
 「死に体」の安倍政権をこれ以上存続させることは、日本の国益に反することであり、罪悪である。
 自民党内には適当な後任者(総裁候補)がいないとの声がある。真面目に言っているとすれば、驚くべきことである。
 自民党の400名近い国会議員のなかで、安倍晋三氏以上の政治家がいないということを、自民党議員自身が言い、それに対して党内から反論らしい反論がないというのは、あまりにも異常である。おそらく勇気がないだけだとは思うが、本当に人材がいないのなら、大変なことである。
 与党側に人材がいない場合、過去において、野党第1党のトップリーダーに政権を渡したことがある。1948年に芦田民主・社会連立内閣が総辞職したあと、野党第1党の民主自由党総裁の吉田茂に政権を渡した。
 もう一度あった。1954年末、吉田内閣が総辞職したあと、自由党は、野党第1党の民主党総裁の鳩山一郎に政権を渡した。
 今回、自民党に本当に誰も後継者になるべき人がいないのであれば、小沢一郎民主党代表に政権を渡すのが筋である。首班指名投票の時、与党側の自民党と公明党の衆議院議員が小沢一郎氏に投票すればよいのである。過去もそうだった。
 小沢一郎氏が新首相になったら、小沢氏は1948年の吉田茂、1954年の鳩山一郎と同様、衆院解散・総選挙を行うであろう。それでよい。新内閣が国民に信を問うのは当然のことである。
 とにかく死に体の安倍内閣をこれ以上つづけさせることは罪悪である。やめさせなければならない。自民党にやめさせる力がないのであれば、国会が、代わりに引導を渡す役割を果たすべきである。
 臨時国会の冒頭、民主党は「安倍首相問責決議案」を参議院に上程し、可決すべきである。安倍首相がそれでも辞職しないなら衆議院に内閣不信任案を出せばよい。それでも自公連立与党が安倍首相をやめさせないという選択をすれば、自公両党は国民の支持を失い、総選挙を戦えなくなる。やがて全滅するであろう参議院の首相問責決議を無視すれば、参院の審議は完全にストップする。それでも安倍首相が居座りつづけ、自公両党が安倍首相を支えるというのであれば、国民の間から国会解散を求める大運動が起こるだろう。自公両党の国会議員もそこまで愚かではないだろう。
 安倍「死に体」内閣を総辞職させるために、参議院の「安倍首相問責決議」を行うべきである。それも冒頭がよい。いわゆる戦術的配慮はしないほうがよい。真っ直ぐに前進すべきである。民主党など野党の奮闘を祈る。

2007.9.2(その3)
森田実の言わねばならぬ[522]

平和・自立・調和の日本をつくるために【352】
【7.29参院選後の政治情勢と政治課題(4)】
自民党にポスト安倍の首相になりうる人材がいないのであれば、小沢一郎民主党代表に政権をゆだねるべきである

「政(まつりごと)を為すは人に在り」(孔子、『中庸』)

 どうやら、自民党には安倍晋三首相以外には宰相たり得る人材がいないようである。これを自民党自身が認めている。
 先日、本欄で、自民党にポスト安倍の首相になるべき人材がいないのであれば小沢一郎民主党代表に政権をゆだねるべきである、過去にも(1948年と 1954年)例がある、と述べた。この私の考えは、過日、『日刊ゲンダイ』から取材されたときにも述べた(8月22日付『日刊ゲンダイ』2面掲載の私の談話。ただし、ほんの少しだが不正確なところがあるのでここで正確な歴史的事実を記しておく)。二つの実例がある。
【1】1948年10月7日芦田均内閣総辞職。10月19日吉田茂内閣成立――政権は与党の「民主・社会連合」から野党の民主自由党(吉田茂総裁)に移った。
【2】1954年12月7日吉田自由党内閣総辞職。12月9日衆参両院は鳩山一郎(民主党総裁)を新首相に指名した。政権は与党だった自由党から野党の民主党の手に渡った。
 これは、与党だった政党が野党の政党の党首を支持した結果である。 
 1948年の時も、1954年の時も、与党が野党に政権を渡したのである。その結果成立した新内閣は少数党内閣だった。新首相は直ちに衆議院を解散して、国民に信を問うた。1948年の時は吉田内閣与党が圧勝し、単独過半数体制を確立した。1954年の時は鳩山内閣与党は大躍進したが、単独過半数をとることはできなかった。このため、民主党・自由党の両党は、政局安定のため保守合同に向かい、1955年11月15日に保守合同が実現した。
 1948年の時も1954年の時も政権与党に首相になる人材がいなかった。野党にはいた。そこで、与党は野党党首に政権をまかせたのだ。
 自民党にポスト安倍の政権を担当できるだけの人材がいないのであれば、小沢一郎民主党代表に政権をまかせればよい。1948年と1954年のようにやればよい。そして、小沢一郎政権のもとで直ちに衆院を解散し、総選挙を行えばよいのである。これが、いわゆる憲政の常道である。
自公連立政権の指導者たちが、「燕雀」政治家・安倍晋三氏を首相に選んだのは失敗だったと気づいたのであれば、直ちに取り替えるべきである。
 重ねて言う――自民党に首相になるべき人材がいないのであれば、1948年と1954年のようにやればよいのである。民主党の小沢一郎代表に政権を渡すべきである。


平和・自立・調和の日本をつくるために【358】政治空白に終止符を打て!
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平和・自立・調和の日本をつくるために【352】【7.29参院選後の政治情勢と政治課題(4)】
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森田実の時代を斬る
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MORITA RESEARCH INSTITUTE CO.,LTD
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自民党、公明党にはもはや政権担当能力なし!

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