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http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070908k0000m010178000c.html
安倍改造政権の二本柱とされる自民党の麻生太郎幹事長と与謝野馨官房長官が、郵政民営化に反対して自民党を離党した平沼赳夫元経産相の無条件復党を推進する動きを強めている。先の参院選で地方から「小泉改革」に拒否反応が示されたことから、「反小泉」のシンボルだった平沼氏を復党させ、小泉改革路線からの転換を鮮明にしようとの狙いとみられる。その一方で、党内には無原則な復党推進への批判も根強く、麻生、与謝野両氏による「旧友」取り込みとの声も聞かれる。【竹島一登】
「原則論的な立場を取る人もいるが、自民党は昔から非常にダイナミックな政党。(郵政民営化の中での平沼氏復党のように)理論に合わない場合もある」。平沼氏と麻布高校の同級生の与謝野長官は7日の記者会見で、郵政問題は決着済みとの認識を強調した。
平沼氏の復党をめぐっては、議員グループ「士志の会」などで交流を重ねた麻生氏が4日、「(民営化賛成の)誓約書を取るつもりはない」と無条件復党を容認した。
昨年12月に郵政民営化造反組11人が復党した際、平沼氏は当時の中川秀直前幹事長から「郵政民営化を含む政権公約に違反した場合は議員辞職する」との誓約書の提出を求められたことに反発し、復党を拒否した。
ただ、平沼氏の無条件復党の壁となっていた中川氏は、参院選惨敗の責任を取って幹事長を辞任し、麻生、与謝野両氏主導による路線転換への言及は避けている。参院選で民営化賛成派を支援した小泉氏も同様だ。そんな中、05年の郵政解散の際、刺客選挙の立役者でもあった二階俊博総務会長が「落選者を引き連れて全部ひとくくりにして復党するのは『大いに結構です』とは言えない」と、小泉、中川氏らの思いを記者団に代弁した。
しかも、平沼氏が復党の条件に挙げる城内実前衆院議員ら落選組の復党には、新たな「お友達」取り込みとの批判が党内から出ている。城内氏は安倍晋三首相と懇意なのは周知の事実。首相が「(平沼氏は)参院選でも貢献してくれた」と、旧三塚派時代からの盟友である同氏の復党を歓迎するものの、造反落選組の処遇に冷淡な姿勢を示すのは、こうした批判を意識しているからとみられる。
毎日新聞 2007年9月8日 8時15分
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