年金横領さらに２６５０万円 社保庁 詐取事件除外見直し【東京新聞】
2007年9月8日 朝刊
社会保険庁と区市町村の職員による年金保険料などの横領問題で、社保庁は七日、同庁職員による横領額について約二千六百五十万円増の計約一億六千八百五十万円と訂正した。区市町村職員と合わせた横領総額は三億四千万円余りから約三億七千万円となった。同庁は未回答の区市町村などへの追加調査を進めており、横領件数や総額が増える可能性がある。
金額が増えたうちの一件は、蒲田社会保険事務所（東京）。同事務所の年金専門官＝事件発覚後に自殺、当時（４３）＝は一九九六−九八年、受給資格のない十九人から謝礼の現金約千九百万円を受け取った上、国民年金の保険料納付記録を改ざん。支給を受けられるようにして年金給付金計約二千六百四十万円を詐取した事件について、三日発表のまとめでは「横領ではない」として集計から外していた。
ところが、まとめに他の社会保険事務所の類似事例が含まれていることに発表後に気づき、蒲田の詐取事件分も集計に追加した。
社保庁職員による横領件数五十件に変更はない。
このほか、被害弁済できていないと発表された三件のうち一件は、行方不明の本人に代わって、親族が八月三十日に約百万円全額を弁済していたことが確認された。別の一件も一九六四年の処分以降、分割弁済で横領額約三百四十万円のうち約百六十万円が弁済済みだったことが分かった。
社会保険庁と区市町村の職員による年金保険料などの横領問題で、社保庁は七日、同庁職員による横領額について約二千六百五十万円増の計約一億六千八百五十万円と訂正した。区市町村職員と合わせた横領総額は三億四千万円余りから約三億七千万円となった。同庁は未回答の区市町村などへの追加調査を進めており、横領件数や総額が増える可能性がある。
金額が増えたうちの一件は、蒲田社会保険事務所（東京）。同事務所の年金専門官＝事件発覚後に自殺、当時（４３）＝は一九九六−九八年、受給資格のない十九人から謝礼の現金約千九百万円を受け取った上、国民年金の保険料納付記録を改ざん。支給を受けられるようにして年金給付金計約二千六百四十万円を詐取した事件について、三日発表のまとめでは「横領ではない」として集計から外していた。
ところが、まとめに他の社会保険事務所の類似事例が含まれていることに発表後に気づき、蒲田の詐取事件分も集計に追加した。
社保庁職員による横領件数五十件に変更はない。
このほか、被害弁済できていないと発表された三件のうち一件は、行方不明の本人に代わって、親族が八月三十日に約百万円全額を弁済していたことが確認された。別の一件も一九六四年の処分以降、分割弁済で横領額約三百四十万円のうち約百六十万円が弁済済みだったことが分かった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007090802047302.html
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