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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10046284035.html から転載。
小6の教科書から縄文時代や旧石器時代を消し、「進化論」を学校教育から排除する非文明性。
2007-09-07 20:25:15
warm-heartの投稿
テーマ:教育への権力の不当介入
「青春18切符」を利用して本日、小旅行に行ってきた。新快速列車で運良く座れたため、下車するまでのひとときを読書して過ごすことにした。読んでいたのはある経済理論雑誌なのだが、巻頭に「進化論教育のいま」という一文が掲載されていた。そこに書かれている事実を知らなかったからいささかぎょっとした。
小学校6年生の教科書から縄文時代や旧石器時代が消えて、日本の歴史は弥生時代から始まると言うのだ。この背景には、日本民族の歴史は天皇とともに始まるという“靖国”派の「国柄」論があると上記の一文は指摘し、“靖国”派のやり方はアメリカでキリスト教原理主義が「進化論」を学校教育から排除しているのと同じ非文明性の表れだと批判している。
しかも「進化論」を学校教育から排除しようとする動きは、何もアメリカだけのことではないようだ。すでに今では日本の中学校の「理科」では「進化」を教えない。「進化論」排除の動きは中学校だけではない。高校でも「生物T」には「進化論」はなく、「進化」の概念に少しでも触れると検定は不合格になるそうだ。「生物U」でやっと「進化」が取り上げられるが、選択者は1割前後しかいないという。つまり、圧倒的多数の生徒たちは、進化の事実を教えられずに社会に出て行くのだ。自然にも歴史があり、進歩発展があるという観念を育てられないままに。
教育における非文明性は体制にとって都合がよいように、日本人の先祖の歴史を歪曲するばかりか、生物学教育さえもゆがめて「歴史なき現在」意識を助長する。これを「教育への権力介入」と言わずして何とする。
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【参考サイト】
縄文時代が消えた教科書(教育相談室 かけはし)
http://blog.goo.ne.jp/higasioka-soudan/e/de94589bea23b46b90a29c17dbd9e876
憲法対決の全体像をつかもう/――憲法改定派はどんな日本をつくろうとしているか/不破哲三社研所長の講演(大要)(下)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-10/2007051025_01_0.html
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