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佐藤正久「駆け付け警護」問題で前首相回答できず〜そりゃ、15年前からの方針じゃぁねぇ…
有事法制関連 / 2007-09-04 22:41:51
東京新聞が9月3日付特集号で、佐藤正久ひげ隊長の「駆け付け警護」企図に関連して、解説面で根深い問題であることを指摘している。なんと、カンボジアの選挙監視員が襲撃された場合、駆け付け警護を実施しようとしていたというのだ。う〜ん、実は、後で触れるように、駆け付け警護問題に関する公開質問状に派遣部隊を送り出した小泉首相は回答していないが、10年以上前から、いざとなったら、憲法違反覚悟で海外へ自衛隊を送り出していたとすれば、回答のしようもないはずだ…。
記事を書いたのは、編集委員の半田滋記者。1992年のカンボジア国連平和維持活動に陸上自衛隊が参加したときのことについて、次のように触れている。
【カンボジアへは橋や道路の補修のため施設大隊六百人が派遣された。選挙前の九三年五月、旧政府軍による邦人警察官殺害事件が発生、日本の国会では選挙監視員となった日本人ボランティア四十一人の安全確保が議論になった。
政治の要請に応えようと陸上幕僚監部は、選挙監視員が襲撃された場合、駆けつけた隊員が撃ち合いの場に飛び込み、集撃された当事者となることで正当防衛を理由に武器使用する手法を考案し、実施を口頭で命じた(九五年十一月二十日東京新聞朝刊)。
イラク復興業務支援隊長だった佐藤氏の発言は、「(陸自部隊と同じサマワ駐留のオランダ軍が攻撃された場合)情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」意思があったとしており、カンボジアの事例と酷似している】
そう、まさにひげ隊長発言は、個人的な見解ではなく、政府の規定方針だったわけだ。この駆け付け警護が違法であることははっきりしている。
【イラク特措法で自衛隊に認められているのは「自己の管理下に入った者」を守るための武器使用までで「駆けつけ警護」をすれば同法違反となり、交戦相手が野盗・山賊のたぐいでなく「国または国に準じる組織」だった場合、憲法九条が禁止する武力行使に該当する】
他方で、前述のとおり、公開質問状に小泉氏は回答していない。
【元陸上自衛隊1佐でイラク派遣部隊指揮官だった佐藤正久参院議員が「オランダ軍が攻撃を受ければ、巻き込まれに行ったと思う」と民放ニュースで発言したことを受け質問状を送った弁護士らが3日、東京の参院議員会館で会見し、期限の8月末までに回答がなかったことを明らかにした。
中山武敏弁護士は「国会議員としての発言に質問しており、回答する責任がある。拒否は遺憾だ」と述べた。
佐藤氏は、イラク復興支援の現場で「オランダ軍が攻撃を受ければ、情報収集名目で駆け付け、あえて巻き込まれ(警護に)行ったと思う」と8月に発言。中山弁護士らは「自衛隊法に違反し、自衛隊派遣の国会決定を超えた行動」などと批判し、質問状で発言の真意などをただしていた】(日刊スポーツ※1)
あ、この記事は佐藤氏しか触れていないが、杉浦ひとみさんがブログで、
【今回の佐藤正久氏の発言についての質問状を当の佐藤氏、小泉元総理大臣、辞職勧告の要望書を安倍晋三総理大臣に送っていた件ですが、8月31日を回答期限としていましたので、その回答状況を昨日、マスコミに対して公表しました。
小泉氏については、既に質問状郵送自体を受け取り拒否され、返送されてきています。安倍氏は回答なし。また佐藤氏に対して何らかの表だった勧告や要請はされていないようです。よって、要求拒否、と理解できます。】
と解説しています。
質問状などについては、上記ブログの記事※2にも掲載してあるが、小泉氏に対するものは、
【1)貴殿は、直接または間接に佐藤正久氏に対して「巻き込まれる」行動を行うよう命じていたのでしょうか。あるいは、少なくとも、佐藤正久氏が「巻き込まれる」行動を行うことを認識していたのでしょうか。
2)貴殿は、佐藤正久氏が予定していた「巻き込まれる」行動を肯定しますか。
3)佐藤正久氏の予定していた「巻き込まれる」行動は、違憲違法なもので、シビリアンコントロールにも反するものだと思われますが、貴殿は違憲違法なもの、シビリアンコントロールに反するものだと考えますか。考えないという場合、その根拠をお示し下さい。】などというもの。
10年以上も前からの方針だとは答えにくいよね…。
そこで、回答を要求するため、緊急院内集会&公開質問状への賛同追加募集をすることになりました。
緊急院内集会は、9月19日(水)正午〜午後1時、参議院議員会館第1会議室で。野党各党の議員の出席と発言のほか、前田哲夫さんらの発言も予定しています。ひげ隊長発言とその裏にある政府の意図に怒りを覚えている方はぜひ、ご参加ください。
賛同メールは、http://www.news-pj.net/mail-3/index.htmlへお願いします。
以上、ぜひ、多くの方に呼びかけてください。
※2:http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/98f9a78e31d5cc27987e3ccda3c354fd
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続いたのは、中日新聞、コラムで佐藤正久駆け付け警護企図を批判
<関連投稿>
「駆けつけ警護」の問題点―憲法や特措法に抵触か:半田滋(東京新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo41/msg/597.html
投稿者 天木ファン 日時 2007 年 9 月 03 日
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