http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070905i103.htm
鴨下環境相の資金管理団体の不透明な借入金問題で、鴨下氏は５日朝、都内で記者団に対し、「事実関係について詳細に調べて、皆さんに報告したい」と述べ、同日中にも記者会見などで説明する考えを示した。また、鴨下氏は「きちんと説明して、納得いただけるかどうかに全力を尽くしたい」と述べ、現時点では閣僚を辞任する考えはないと強調した。
与謝野官房長官は鴨下氏から事情を聞く方向だ。政府内では「鴨下氏は実際にお金を貸しているが、うまく記載できていないのではないか。不正に使ったわけではないのだろう」という見方が出ている。一方、与党からは「臨時国会の運営に影響が出ないよう、きちんと対応してもらいたい」という声が上がっており、鴨下氏の説明次第では、進退問題に発展する可能性もある。
これに対し、野党は与野党逆転した参院への問責決議案提出を視野に、鴨下氏に説明を求め、説明責任を果たせない場合は安倍首相に更迭を要求する方針だ。民主党の鳩山幹事長は５日午前、都内で記者団に「国民が納得するように説明しないと、不信感はなくならない。説明できなければ辞めてもらうしかない」と述べた。
山岡賢次国会対策委員長は「直ちに辞職すべきだ。まずは国会で説明を求めていく。説明が通らなければ、問責に値する」と述べた。
（2007年9月5日11時50分 読売新聞）
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