★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK41 > 583.html
 ★阿修羅♪
改造内閣「政治とカネ」/早くも不正ゾロゾロ/安倍首相「去ってもらう覚悟」はどこに/まともな説明なし(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/07/senkyo41/msg/583.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 9 月 03 日 11:51:18: KbIx4LOvH6Ccw

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-09-03/2007090303_01_0.html から転載。

2007年9月3日(月)「しんぶん赤旗」

改造内閣「政治とカネ」
早くも不正ゾロゾロ
安倍首相「去ってもらう覚悟」はどこに
まともな説明なし

--------------------------------------------------------------------------------

 家賃のかからない議員会館に事務所費を計上、補助金交付団体から献金を受け取る――。安倍改造内閣・自民党新執行部で「反省」したはずの「政治とカネ」問題が次から次へ発覚しています。安倍晋三首相は「十分な説明ができなければ、去ってもらう覚悟で大臣になっていただいている」(八月二十七日の記者会見)と豪語しましたが、現実はまったく逆です。


--------------------------------------------------------------------------------

 別表は、改造内閣発足後に明らかになった新閣僚らの「政治とカネ」をめぐる問題です。

 留任となった伊吹文明文部科学相、甘利明経済産業相は改造前から事務所費疑惑が指摘されましたが、いまだにまともな説明はありません。新たに入閣した高村正彦防衛相も家賃のかからない議員会館を「主たる事務所」としながら、二〇〇三年から三年間で約三千万円の事務所費を計上していました。

 国民に政治資金の流れをわかるようにする政治資金収支報告書を正確に記載しないなど、疑惑をもたれる事例も多数判明しています。

 安倍首相は副大臣、政務官人事を決めた際に「政治とカネ」の問題で「政府の一員だから、説明責任を果たさなければいけない」(八月二十九日)と閣僚同様の対応を求めました。ところが「政治とカネ」問題は、官房副長官や政務官にも及ぶなど政府全体にまん延。政権の存立そのものが問われる事態になっています。

同じ構図再び

 なかでも、遠藤武彦農水相の疑惑は重大です。

 政治資金規正法は、国から補助金を受けた団体は交付決定から一年以内に政治活動に関する献金は禁止しています。ところが、農水相が代表を務める自民党山形県第二選挙区支部(同県米沢市)は農水省所管の独立行政法人の補助金を受けた県家畜商業協同組合から五万円の献金をもらっていました。さらに農水相が組合長を務める「置賜(おきたま)農業共済組合」が国の補助金を不正に受給していたことも発覚しました。

 農水省の補助金を受けている法人から政治資金規正法違反の疑いがある献金の受け取りは、赤城徳彦元農水相、松岡利勝元農水相も問題になりました。まったく同じ構図が繰り返されているのです。

 遠藤農水相は一日の記者会見で補助金の不正受給問題について「大変な不祥事」と認めつつも、「これをもって大臣を辞めてさらに問題を大きくするようなことがあってはならない」と開き直りました。与謝野馨官房長官は「わかりやすく説明する必要がある」(一日)というだけで、あくまで遠藤農水相の対応待ちの姿勢です。

首相の責任は

 問題は、これほど改造後に閣僚らの「政治とカネ」問題が明らかになっているのに安倍首相が相変わらず、「説明を果たさなければならない」と訓示にとどめ、疑惑解明の先頭に立とうとしないことです。

 安倍首相がいま自民党執行部に「指示」しているのは、九月の臨時国会で焦点となる政治資金規正法の再改定に向けた党内調整。まず疑惑の真相を国民の前に明らかにするよりも、制度論に持ち込んでしまうことはこれまでのやり方と同様です。

 安倍首相の態度は、改造内閣発足で語った「反省」がいかに空虚なものかを示しています。


--------------------------------------------------------------------------------

改造閣僚らの「政治とカネ」問題

【遠藤武彦農水相】
 自身が代表を務める党選挙区支部が、国の補助金を受けている「山形県家畜商業協同組合」から、5万円の献金を受ける。また組合長を務める農業共済組合が国の補助金を不正受給

【高村正彦防衛相】
 資金管理団体が家賃のかからない議員会館を「主たる事務所」としながら、3年間で約3000万円の事務所費を計上

【額賀福志郎財務相】
 事務所の建物の不動産登記手続きを10年間にわたって行わず、政治資金収支報告書には「資産」として記載

【与謝野馨官房長官】
 強引な勧誘で被害が続いている商品先物業界から6年間で約4000万円の献金を受ける

【岸田文雄沖縄北方相】
 2003年と04年の政治活動費約1000万円分の領収書のあて名が資金管理団体名でなかったため、同団体名に書き換えて添付

【冬柴鉄三国交相】
 資金管理団体が、大阪府枚方市の官製談合事件で社長が逮捕された建設会社から献金を受ける

【岩城光英官房副長官】
 自身が代表を務める党参院選挙区支部と同氏の資金管理団体がパーティー券収入を政治資金収支報告書に「寄付」として記載

【坂本由紀子外務政務官】
 自身が代表を務める党参院選挙区支部と同氏の後援会が同一の会議費を政治活動費として多重計上

【荻原健司経済産業政務官】
 自宅の電気代を自ら代表を務める党参院比例支部の光熱水費に計上

【二階俊博自民党総務会長】
 自身が代表を務める党選挙区支部が、支援者から事務所を無償で提供されているにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載せず

【玉沢徳一郎前衆院政治倫理審査会長】
 03年分の政治資金収支報告書に、通し番号が同じ領収書のコピーを多数添付。一枚の領収書で五重計上

--------------------------------------------------------------------------------

■関連キーワード

「事務所費」問題(http://www.jcp.or.jp/akahata/keyword/051_inc.html

======================================

【関連記事】

「どこへ行く、日本。」にgataroがアップした、「かっぱえびせん」の様に「やめられない、とまらない」自民党の<政治とカネ>のシリーズ。

<政治とカネ>やめられない、とまらない自民党の事務所費問題 今度は塩崎恭久内閣官房長官
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10040495639.html

やめられない、とまらない自民党の事務所費問題<続編>赤城農相・塩崎官房長官 領収書公開を!
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10040779491.html

やめられない、とまらない自民党の事務所費問題<続編2>金子元行革相、塩崎官房長官ら
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10044123013.html

やめられない、とまらない自民党の事務所費問題<続編3>【画像付】塩崎長官2重計上領収書はこれだ!
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10044440917.html

≪一蝕即沈・泥船の門出≫安倍改造政権 「政治とカネ」を洗う/問題献金は変わらず【しんぶん赤旗】
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10045020540.html

自民党の事務所費問題はやはり「やめられないとまらない」です。今度は高村防衛相。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10045248187.html

<やめられない、とまらない>遠藤農水相、3年前に不正把握「大臣職は全力尽くす」【朝日新聞ほか】
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10045527375.html

<関係者証言付き>遠藤農水相 トップの組合/国補助金を不正受給/検査院指摘後も返還せず【赤旗】
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10045599646.html

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK41掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。