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遠藤農林水産大臣が辞任することになった。安倍首相の農林水産大臣は鬼門である。自民党は小泉内閣以来、農業などの第一次産業を徹底的に切り捨ててきた。多くの農民の怨念がそうしているようである。天網恢恢疎にして漏らさずだ。
昨日も民放では、新しく任命された党役員や閣僚を出演させていろいろなことをのたまわせていた。なぜ、本来ならば辞任すべき安倍首相の任命に応じたのかなどという姿勢はまったくなかった。いやしくも政治番組ならば、まずそのことを指摘しなければならないであろう。この国の報道機関は完全におかしくなっている。私はもうテレビをみること自体が嫌になってきた。
安倍内閣は、早晩行き詰まるような予感がする。そのときはもう解散総選挙であろう。総選挙に対する準備を急がなければならない。このままいったら野党は300の小選挙区に果たしてそれなりの候補者を立てることができるのだろうか。300の小選挙区にそれなりの候補者を立てるということは口でいうよりはるかに大変なことなのである。私は自民党の総務局長としてその大変なことを嫌というほど経験した。
いま民主党に必要なことは、あらゆる人士に門戸を開放することであろう。政権交代は、国民的一大事である。民主党の力だけではこの国民的偉業はできない。すべての政党や多くの国民的人士を結集しなければならない。民主党は意外に柔軟性に欠けているのである。いま民主党に求められることは、民主党の力だけで政権交代などできるものではないという謙虚さである。謙虚さは柔軟さにも通じる。柔軟にして謙虚な姿勢が政権交代への道に通じる。
それでは、また明日。
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