★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK41 > 364.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 改造内閣支持率40・5% 全国緊急電話調査【中日新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 8 月 28 日 23:05:49)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-433.html
「安倍内閣支持率上昇」はマスコミの自作自演だ
呆れたことに、マスコミ各社は安倍改造内閣発足当日にさっそく世論調査を実施し、内閣支持率が上がり、内閣改造が評価されたとして政権を持ち上げている。
しかし、新聞もテレビも、改造数日前から新しい閣僚の顔ぶれなどを予想しては紙面や番組でぶち上げて、あたかも政治について語ることはそれくらいしかないかのような報道姿勢であった。これでは、新聞の見出しとテレビ番組からしか物事を判断しない人たち(いわゆる「B層」)が内閣支持に回って当然だろう。そしてメディア各社は、自らが作り上げた通りのトレンドになっていると、嬉しそうに「世論調査」の結果を発表するのである。
これはとんだ茶番劇であって、この時期に繰り広げられた内閣改造人事の観測報道に対する「AbEnd」ブロガーの反応はいたって冷淡で、盆休みの時期よりさらに「安倍晋三TBP」http://tbp.jp/tbp_6610.html「へのトラックバックの件数や各ブログへのアクセス数は、いずれも減少傾向にあった。そして、内閣改造が行われると、これを批判するために一時的にTB件数やアクセス数が増加したということだと思う。来月に臨時国会が召集されたら、再び戦いの時がくる。一時的な内閣支持率の上昇などには動揺しない冷静さが求められる。
ところで、安倍晋三内閣に対峙しようとする際、安倍が何をやりたいのかをはっきりおさえておく必要がある。
とにかく安倍がやりたいのは「戦後レジームからの脱却」(戦前レジームへの回帰)、これに尽きる。安倍は憲法を改定し、一部の世襲的権力者が下々を統治していく、アンシャン・レジーム(旧秩序)とかアリストクラシー(貴族制)などと表現される統治形態を理想としていることは疑う余地がないと思う。アベ=シェイエスは聖職者(第一身分)や貴族(第二身分)に対する平民(第三身分)の権利を主張したが、アベシンゾーは平民に対する世襲権力者の優越性を主張するというワケだ。
そして、「日本会議」の思想を理論的バックボーンとする安倍は、コイズミの「構造改革」には何の興味もないどころか、内心では「反コイズミ」だろうと考えているが、コイズミと安倍で気が合うのは、世襲議員たちでつるみたがるところではないだろうか。世襲議員が跳梁跋扈する自民党の政治家たちが、市場原理主義(新自由主義)を標榜するほどひどい矛盾はないと思うが、世間一般の常識が通用しないのが永田町なのだろう。
以上を考えた時、「日本会議」の思想を信奉するような「政治思想的右派」と、コイズミ−竹中の新自由主義を信奉する「経済思想的右派」(一部の人たちの用語でいう「カイカクファシズム」の勢力)の両方を、いずれにも偏らないように撃たなければならないと私は考えている。たとえば平沼赳夫や城内実は「日本会議」の思想を信奉する勢力として、片山さつきに代表される「コイズミチルドレン」は新自由主義勢力としてそれぞれ批判すべきであって、きたるべき総選挙では、野党は静岡7区において、片山さつきと城内実を共倒れさせるべく強力な候補者を立てなければならない。
とにかく、コイズミ的なるものとアベシンゾー的なるものは両方退治しなければ日本に国民のための政治を実現させることはできないだろう。「カイカクファシズム」に対抗するためには「政治右派」とも手を組め、という主張に与することは、私にはできない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK41掲示板
フォローアップ: