★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK41 > 340.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【論説:春秋】 志ある若手を抜擢しないと政治の構造的「ベルサイユ化」は止まらない 政治へ人材を供給する層が固定化・限定化
1 :セクシービーフφ ★:2007/08/28(火) 10:59:27 ID:???0
★春秋(8/28)
こういってしまえばみもふたもないが、どこをどう変えてみても、肝心要の総理が続投する以上、
改造内閣に鮮やかな「代わり映え」を期待するのは無理というものだ。それを承知で安倍首相が挑んだ
内閣改造と党役員人事、結果は何とも「ビミョウ」である。
▼作家の堺屋太一さんは自民党が参院選で大敗した原因として、安倍政権の「ベルサイユ化」という
体質を読売新聞で指摘している。かつてのフランス、ベルサイユ宮殿に暮らす王と貴族の豊かな
暮らしは世情と乖離(かいり)し、社会の変化を肌身で知ることがないまま、彼らは強硬策を続け、
フランス革命の嵐に直面した。
▼東京育ちの二世、三世議員が多かった安倍政権も、地方の苦境や変容を理解しきれなかった
というのである。今回の党人事や内閣改造で、それは払拭(ふっしょく)できただろうか。
増田前岩手県知事を総務相に充てるなど、地方分権や地域振興への配慮は示したが、
気になるところもいくつかある。
▼適材適所の登用結果かもしれないが、吉田茂、鳩山一郎、岸信介という、戦後の枠組みを築いた
歴代の大物宰相3人の孫が、政権の中枢に並ぶ。政治へ人材を供給する層が固定化・限定化している
事実は否めない。重厚な布陣も結構だが、志ある若手を抜擢(ばってき)しないと、
政治の構造的ベルサイユ化は止まらない。
日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070827AS1K2700227082007.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK41掲示板
フォローアップ: