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http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070824k0000m010073000c.html
自民、公明両党が23日、秋の臨時国会を9月10日に召集することで急きょ合意したのは、国会日程をめぐり政府・与党内で起きた対立を、民主党の小沢一郎代表から「当事者能力を失っている」と批判されたことが背景にありそうだ。27日の内閣改造・自民党役員人事終了後までこの問題を放置すれば、野党にさらに攻撃材料を与えると判断したと見られる。ただ衆院主導の日程調整に、参院自民党から反発の声が上がるなど与党内の不協和音は相変わらずで、国会召集前から小沢氏の「口撃」に翻弄(ほんろう)される形となった。【高塚保、田中成之】
臨時国会の召集日をめぐっては、安倍晋三首相が今月初めに、31日に前倒しして召集する方針を固めた。しかしその後、27日の内閣改造から日数が少ないことや、政府側から事前に調整がなかったことに、自民、公明両党が反発。「新執行部の発足後に決める」(中川秀直幹事長)と先送りされていた。
これに対して、小沢氏は21日の講演で、臨時国会の日程すら決められないゴタゴタぶりを、「政府・与党も脳死状態というか、ポケーッとしている。安倍内閣が無事だったら、来月には国会を開くのだろう」と痛烈に皮肉ってみせた。
自民、公明両党は23日に幹事長・国対委員長会談を開き、9月10日に臨時国会を召集することで合意したが、与党幹部は会談終了後、「脳死状態じゃない」と強調し、小沢氏の「口撃」への対応がこの日の会談になったことをにじませた。
一方、「10日召集」の一報を聞いた参院自民幹部は「また(衆院側で)勝手に決めた。衆院側は与党だけで国会運営が決められないということをまだわかってない」と反発。脇雅史参院国対筆頭副委員長は23日、民主党の簗瀬進参院国対委員長に電話し、「与党内の話が(報道に)出てしまった。どういう段取りがいいかご相談したい」と説明に追われた。こうしたドタバタに、参院自民党幹部は「(小沢氏に)脳死状態って言われたから集まったんだろう。(日程は)新執行部で決めると言っていたのに」と不快感をあらわにした。
次期臨時国会は、海上自衛隊のインド洋派遣の根拠となっているテロ対策特別措置法の延長が最大の焦点。政府は9月下旬から延長のための同法改正案の審議を開始し、11月1日の期限切れまでに成立させたい考えだ。しかし、小沢氏は延長に反対しており、与野党協議は難航することが予想される。それだけに、安倍首相が内閣改造・自民党役員人事で挙党体制をどこまで築き上げられるかが注目される。
毎日新聞 2007年8月23日 20時41分
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