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(回答先: こういうマスコミの問題ももっと暴露し宣伝しましょう! 投稿者 ワヤクチャ 日時 2007 年 9 月 16 日 16:25:34)
昨年の『アサヒ芸能』(6月29日号)にも、<現役局幹部による衝撃手記 最終回『テレビ報道は死んだ!』 IT業界に「敵意」と「恐怖心」むき出し 「スポンサーも情報も我々だけのものだ!」>という記事があり、次のように書かれています。
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週刊誌の編集部にいる友人から猛烈な抗議を受けたことがある。
政治資金規正法違反事件にかかわっているとウワサされていたある政治家の取材で、その政治家の講演を取材に行ったところ、記者クラブ加盟社以外は会場に入れないという。
駆けつけていた雑誌記者や雑誌カメラマンは、講演の主催者に猛烈に抗議したが、聞き入れてもらえなかった。
その政治家が会場前に到着すると同時に、記者クラブに所属している大手メディア(テレビ・新聞)の記者が、まるでその政治家のボディガードのように、周りを取り囲んで中へ……。
雑誌記者はしかたなく外で待つこと1時間。
ようやく出てきたと思ったら、またまた大手メディア記者とテレビカメラが政治家を囲んで、そのまま車で立ち去ってしまったという。
何とかコメントを取ろうとその集団に雑誌側が迫ると、テレビ記者の1人と押し合いになった。
ところが、そのテレビ記者が投げつけた言葉がひどかった。
「週刊誌は関係ないんだから下がれよ。こっちはちゃんと取材は(記者)クラブで取り決めてるんだから。あんたら、関係ないだろ」
週刊誌の友人の怒りはすごかった。
「オレよりずっと若い子供みたいな顔した記者にそんなことを言われたが、同じマスコミだろう?週刊誌は関係ないとか、下がれとか、思い上がるなよ」
事件の発表も、省庁の発表も、情報はすべて記者クラブで独占している。
こうした日ごろのつきあいは当然、権力側との間に身内意識や癒着を生む。
元自民党副総裁の故金丸信が、佐川急便から不正献金を受けたり、家宅捜索で金の延べ棒が見つかったときなど、記者クラブに属していた政治記者たちは、
「そんなこと、俺たちは知っていた」
と平然と話していたことなど、まさに癒着の象徴であろう。
都合の悪いことは書かない。その代わり、権力側も情報は極力出す──そんな暗黙の取材ルールが、この記者クラブで作られるのだ。
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『ニュースの現場で考えること』という地方紙の現役新聞記者氏(ちゃんと「権力のチェック機能」を果たそうとしている少数派の記者のうちの一人ですが)のブログの記事に<「自由記者クラブ」設立の構想> http://newsnews.exblog.jp/2849432 というものがあり、次の言葉が印象的でした。
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記者クラブ制度の問題は各所で議論されていたし、今も議論されている。それはそれで大事なことなのだが、私自身は、この制度に関する問題点の洗い出しは終わっており、論点は整理し尽くされたと思っている。あとは、どこをどう変えていくかの具体論しかない。で、その具体論のところで、既存メディア側はなかなか動かず、物事はまったく進んでいない。
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記者クラブの問題点の洗い出しはもう終わっている、悪いとわかっていながらなぜそのままなのか、メディアの問題はそっちのほうにあるというわけです。
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