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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007091602049196.html
2007年9月16日 朝刊
自民党総裁選に出馬した福田康夫元官房長官は、十五日の記者会見で「自立と共生」を掲げた。このキーワードは、十五年前から小沢一郎民主党代表が使っていたものだ。次の首相就任が確実視される福田氏と、政権奪取をうかがう小沢氏の奇妙な一致は、何を意味しているのだろうか。
小沢氏は一九九二年、自民党竹下派内の激しい権力闘争の末、羽田派を発足。その時の政策パンフレットでは「自立と共生」の視点に立った社会を目指す考えを打ち出した。この言葉は、翌九三年、小沢氏らが自民党を離党して結成した新生党の結党宣言にも、うたわれている。
小沢氏は、自民党幹事長などを歴任していたころから「自立」という言葉は好んで使っていた。そこに、当時の保守政治家があまり用いない「共生」を加えたことで、「社会党などと共同歩調を取るために、リベラル色を出した」という見方をされた。
そして「自立と共生」という理念は、今も小沢氏が率いる民主党内に生きている。
福田氏がこうした“歴史”を知って「自立と共生」を打ち出したのかどうかは、定かではない。だが、参院で与党が過半数割れし、厳しい政権運営を強いられるのを意識した福田氏が、民主党に秋波を送ったという観測が出るかもしれない。
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