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http://ch01411.kitaguni.tv/e420969.html から転載。
2007年09月13日
ブッシュ大統領や小泉総理と安倍総理の違い
一カ月ほど前だったか、NHKのラジオ深夜便で、アメリカ在住の人が電話に出ていて、NHKのアナウンサーと話をしていた。
ブッシュ大統領の日課について話していらっしゃった。
ラジオで聞いた話を思い出して書いているので、100%正確に書くことはできません。まあ、2割くらいは割り引いて読んで下さいね。
ブッシュ大統領は早起きなのだそうだ。
午前7時半には、執務室にいる。
午後5時半頃には、仕事を切り上げてしまう。
ブッシュ大統領は、ジムに通って、体を鍛えながら、ストレス解消をしている。
大統領になってからは、ジムに通えない日も多くなった。それでも、自宅(または、ホワイトハウス)でエアロバイクを一時間くらいはこいでいるのだそうだ。ベンチプレスも90キロくらいは持ち上げるそうだ。
ブッシュ大統領に対して、イラク攻撃などで批判がなされても、彼は、ストレスをためこまないようだ。
その秘訣は、ジムやエアロバイクにあったのである。
やっかいな人物が、考え込むことをせず、反省もせず、ジムで汗を流してさっぱりし、強靱な体力を維持しているのであるから、鈍感さを維持できるのだと思う。
そういえば、小泉元総理も、総理大臣だった時でも、映画を観たり、オペラやコンサートなどを観ていた。
自分に落ち度はないだろうかなどと、内省的になったり、対立する立場の人たちのことを考えたりすることをしないで、個人的な趣味に打ち込む。
このようなことができる「不埒な」人が、リーダーの資質を持っているとされるのは、哀しいことだとも思う。
僕は安倍さんの政策や考え方が、好きになれない。
しかし、鈍感であることを装いながらも、彼は、かなり繊細な人だったのだろうと思う。
安倍さんは、毎日自宅でテレビを観ながらエアロバイクをこいでいたら、もうちょっとは重圧に耐えられたのかもしれない。
政治家だけでなく、キャスターも同様なのかもしれない。
「ニュース23」の善場さんの前のキャスター、草野満代さんの講演を昨年聞いた。
「キャスターに必要な資質は、そうですねぇ、切り替えの早いことかもしれませんね。一つ一つのニュースに、深刻に考えていると、身が持ちません。仕事が終わったら、気分を切り替えて、ストレス解消をしたり、眠ったりします」
キャスターだからといって、人よりも強靱な精神力や体力を持っているわけではない、と草野さんは考えているようだ。だから、ひとつひとつのテーマについて真剣に考え続けていては、身が持たないのだ。考えるべきテーマは、取材をして、スタッフで番組を作って、伝えました。それからは、さあ、視聴者のみなさまが考えて下さいね、という立場のようだ。
僕は、新聞記者やマスコミの人たちは、真剣に考えているのだとばかり思っていた。
しかし、どうやらそうでもないと思う。
この先どうなるのか、興味津々な人たちが多いように思う。国政などで、どうなるかによって、国民の生活が大きく変わってしまうようなテーマであっても「何が正しいのか」を真摯に考え、伝えようとするのではなく、この先どうなるのかについて、好奇心を持ち、やじうま根性で面白がっているだけの記者やジャーナリストがかなり多いように感じる。そして、真摯に考えているジャーナリストに対しては「偏っている」と茶化すのだ。
こんな感じなら、取材の重圧やストレスも解消できるだろうなあと思う。
安倍さんの線の細さは、間違ったタイミングでの退陣へとつながってしまった。
しかし、多くの政治家や、ジャーナリストの鈍感さは、どうにかならないものか。もっと他者について敏感であり続ける人が増えて欲しいと思う。
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