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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/09/15/03.html
35年にわたり小泉純一郎前首相の議員秘書を続け、うち5年5カ月は首相秘書官を務めた飯島勲氏(61)が14日、本紙に13日付で秘書を辞めたことを明らかにした。小泉氏再登板待望論が出た自民党総裁選の最中の退職。理由については「燃え尽きた」とだけ語り、詳細な説明はしていない。
飯島氏はスポニチ本紙の取材に「きのう、代議士(小泉氏)の机の上に、退職届を置いてきた」と説明。小泉氏とはこの件について直接話していないとし、今後に関しては「これから職探しをする」と語るにとどまっている。
今回の総裁選では小泉チルドレンらの「小泉前総裁の再登板を実現する有志の会」のメンバーと接触を続けていた。12日には「小泉本人は否定しているが“出てほしい”という声がたくさん寄せられている」と説明。「(議員が)50人以上集まったら、おれの責任で小泉を出馬させる」と飯島氏が話したとされる記事が13日付の一部新聞に掲載された。
しかし、小泉氏は同日「100%出ない」と不出馬を表明し、福田氏を支持する方向となった。飯島氏は小泉氏が首相当時、首相秘書官として陰に陽に官邸を取り仕切り、官房長官だった福田氏が不快感を示すなど、2人は不仲とされる。
総裁選と退職の関連について飯島氏は「それは発言しない。燃え尽きたとしか言いようがない」と話している。
飯島氏は72年、小泉氏の初当選とともに秘書となった。竹下内閣、宇野内閣で厚生相秘書官、宮沢内閣で郵政相秘書官、橋本内閣で厚生相秘書官を歴任。01年からの小泉内閣では5年5カ月にわたって首相秘書官を務めた。永田町では「大物秘書」と称され、小泉氏が首相に登り詰め、長期政権を維持できた背景には飯島氏のメディア戦略の巧みさや情報収集能力の高さなどがあったと言われてきた。
06年10月には、フジテレビが小泉長期政権を飯島氏の視点を軸に描いたドラマ「時代が求めた“変人”誰も知らない小泉純一郎の正体」を放送。笑福亭鶴瓶が飯島氏を演じ話題になった。著書に「小泉官邸秘録」「実録小泉外交」などがある。
飯島氏の退職は小泉氏の今後の政治活動にも影響を及ぼしそうだ。
[ 2007年09月15日付 紙面記事 ]
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