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「福田総裁」確実に、8派閥支持 麻生氏は談合批判 きょう届け出【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007091590072431.html
2007年9月15日 07時24分
自民党総裁選出馬について記者の質問に答える福田康夫・元官房長官=14日午後5時31分、東京・永田町の衆院第一議員会館で(代表撮影)
安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は15日午前、党本部で立候補を受け付け、福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎幹事長(66)が立候補を届け出る。
麻生派を除く党内8派閥の支持を取り付けた福田氏が党所属国会議員票だけで全体の過半数を制する勢いに加え、都道府県連票に強い影響を与えるとみられる世論の動向も福田氏が優勢になっていることから、「福田総裁」誕生が確実な情勢だ。
これに対し、麻生氏は福田陣営の動きを「派閥談合」と批判し、都道府県連票を中心に巻き返しを図るが、逆転は困難とみられる。
福田氏は14日、国会内で記者団に対し、麻生氏の派閥談合批判について「談合しているわけではなく、政策を中心に話し合いをしている。
低い次元の話をしない方がいい」と反論した。
福田氏は15日午前に記者会見し、公約や政策などについて説明する。
これに対し、麻生氏は14日の記者会見で、総裁選立候補を正式表明するとともに、「政策が発表される前に推薦が決まるのは、派閥レベルの談合との批判を受ける」と、福田氏を支持した派閥の動きを批判した。
また、総裁選の戦術については「前回も地方票を大量にいただいた。
この点は引き続き努力したい」と、都道府県連票の獲得に全力を挙げる考えを示した。
麻生派を除く8派閥は14日、相次いで総会を開き、福田氏支持を正式決定。
小泉純一郎前首相の再登板を求めていた若手議員も、福田氏が郵政民営化関連法案に反対して離党した平沼赳夫元経産相らの復党に慎重な考えを示したとして、多くが福田氏支持に回る方向だ。
福田、麻生両氏は立候補届け出後、党本部で共同記者会見に臨む。
23日に投開票が行われ、党所属国会議員の387票と都道府県連の141票を合わせた計528票で争われる。
(東京新聞)
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