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[616]次の首相は、福田康夫で決まりのようだ。 投稿者:副島隆彦投稿日:2007/09/14(Fri) 04:37:58
副島隆彦です。
私は、昨日の夕刻から急いで、「安倍晋三首相の辞任の報を聞いて。日本人は団結している。国論に分裂はない」論を、書き上げようとして、ずっと書いていたのですが、以下に新聞記事を貼り付けるとおり、午前3時のニューズで、福田康夫氏が、急激に優勢になって、自民党所属の国会議員の過半数の支持を得たことを知った。
これで「究極の放り投げ辞任」をやった安倍晋三の後継総裁は、福田康夫でほぼ決まりだろう。 福田康夫は、悪いことをしない、いい政治家だと思う。昨年の4月に出た、森田実(もりたみのる)先生と私の対談本『アメリカに食い尽くされる日本』の中で、森田先生が、「小泉の次の総裁(そのまま首相になる)は、福田康夫さんだろう。彼に支持が集まっている」と発言なさった通りになった。日本の政治評論家の筆頭である森田先生の長期の予測のとおりである。
麻生太郎ではあまりに人望が無さ過ぎて、いくら自民党の政治家たちでも担げない。上手に立ち回って、アメリカにいい顔をすることで自分だけ生き延びる小才ぐらいは持っているが、もうそういう小細工が通用する時代ではないのだ。気転が利(き)いて、立ち回りのうまさだけで実力政治家をやっていられる時代は終わっている。
「予測をはずす逆神の森田実」などど、アメリカの手先どもはすぐに言うが、自分たちの先を見る目の無さを、もう一度、かみしめるがいい。
アメリカの手先を長くやっていると、なんでもかんでもアメリカ様(ざま)の言うとおりに、画策されるままに日本は動くと、頭の芯(しん)から思い込んでいる馬鹿たちがいる。
彼ら自身の、アメリカの意向を受けた、無理やりの安倍晋三かつぎ出しと、そのあとの、一年後の、この無様な「ぼくちゃんには、もうこんな重荷には耐えられない」と放り投げ辞任したことへの驚愕の深さを、自分自身の受けた衝撃として噛みしめるがいい。もともと資質のない者を首相にしたことの悲劇、だとか、日本を真に危機に陥れていた、だとか、司令官の敵前逃亡だとか、聞いた風なことを今頃、言うな。安倍晋三を担いだのはお前たち自身ではないか。
一国の宰相になる者には、その国の責任者として、できることと、できないことがどうしてもあるのだ。アメリカさまに、いくら言われても、もうこれ以上は、お金と兵隊(戦場、軍事人足)は出せません、と言わざるをえないのだ。安倍晋三は、すでに速い時期から、アメリカから疑われていたのだ。そのことを今、私は、書いていた。
小沢一郎が、8月8日に、トム・シーファー駐日米大使に、「テロ特措報の延長には賛成しない」ときっぱりと言った日から、急激に、CIA日本班の意向を組んで、「アメリカに逆らう小沢を殺してやりたい」と激しい憎悪を抱いた者たちがいる。それに対して、ボケとはいえ、まだまだ日本民族主義の精神(右翼、愛国思想)を持っているので、こそまでは考えない、親米保守(しんべいほしゅ)内の、このふたつの勢力に、この一ヶ月間の間に、馬鹿右翼(主観的には、愛国派)は、割れていた。その真ん中のところに、安倍晋三はポツンと放心状態で、突っ立っていた。
自民党の誰が首相になろうと、自民党はもう終わっているのだ。なぜなら、本当の日本国王は、小沢一郎である、ことを、今回の、唖然たる
ぼくちゃんの首相責任放り出し劇で、国民は見てしまったからだ。馬鹿でなければ、何かを感じたはずである。副島隆彦の「属国・日本論」が築いてきた、「帝国ー属国理論」以外の、どういう理論で、いまのこの事態を説明できるというのが。誰か言ってみてくれ。
私の、「安倍晋三首相の辞任の報を聞いて。日本人は団結している。国論に分裂はない」論を急いで、夜が明けるまでに、今日のぼやきの方に書き上げて載せることができればいいのですが。私もやることがたくさんあって、政治評論など悠長に書いている暇などないのです、と書くと、他になにをすることがあるのですか、と問われそうなので、たとえば、動物にエサをやったり、畑の手入れをしたり、とかいろいろあるのです、と答えるしかない。 副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
「自民総裁選「福田総裁」強まる 議員支持、過半数に」
2007年9月14日3時11分配信 毎日新聞
安倍晋三首相の退陣表明に伴う自民党の後継総裁選びで福田康夫元官房長官(71)=町村派=は13日、出馬の意向を固め、複数の党関係者に伝えた。
アジア外交などをめぐり安倍政権に批判的だった福田氏は派閥横断で支援を訴える方針で、最大派閥の町村派(80人)は同氏支持で一本化し、古賀派、山崎派、谷垣派などからも相当数が支援に回るとみられることから、党所属国会議員の過半数の支持を得て一気に優位に立つ情勢となった。
一方、麻生太郎幹事長(66)=麻生派=は13日に予定していた出馬表明を14日に先送りした。調整が難航していた選挙日程は14日告示、15日に立候補者の届け出受け付け、23日に両院議員総会の投開票で新総裁が選出されることが決まった。
福田氏は13日夕、国会内で記者団に「出馬に向け目下検討中ということだ」と述べ、強い意欲を示した。毎日新聞の取材にも「(党内の)皆さんから『やってくれ』という声が強い。皆さんの声に応えなければならない」と語った。
福田氏が所属する町村派では森喜朗元首相が町村信孝外相、中川秀直前幹事長、福田氏と個別に会談するなど調整、福田氏で一本化した。14日にも出馬表明する。福田氏は当選6回。父は故福田赳夫元首相で、第2次森内閣や小泉内閣の官房長官を務めた。
また、中堅・若手議員から出馬待望論が出ていた小泉純一郎前首相は、森氏に「100%出ない」と電話で伝え、出馬を否定した。小泉氏の影響を受ける議員らには福田氏を支持する声が広がっている。出馬がとりざたされた谷垣禎一元財務相、山崎拓前副総裁も福田氏支持に同調するとみられ、急速に支持が広がっている。
一方、額賀福志郎財務相(63)=津島派=は13日昼、所属する津島派の総会で出馬表明した。ただ額賀氏の出馬には、同派の実力者である青木幹雄前参院議員会長が難色を示しているほか、派内には福田氏支持に回る議員もおり、出馬は流動的になっている。麻生氏が出馬を14日に延ばしたのは福田氏の動向を見極めるためとみられる。
さらに、日程問題で自民党は13日夕、総務会を開き、総裁選について、14日告示、15日に立候補届け出受け付け、23日投開票との日程を決めた。執行部は「14日告示、19日投票」案を提示したが、短期決着を目指す麻生氏に有利な案とみて反発した出席者から先送りを求める声が続出。執行部は立候補受け付けに1日間を置き、武部勤元幹事長や中堅・若手らが主張していた25日投票案の間を取り23日投票を決めた。
両院議員総会による投票は党所属の国会議員387人に1票ずつ、各都道府県連に3票ずつ(計141票)が割り当てられ、計528票で争う。議員票と党員票を同時に開票し、過半数を得た候補がいなければ、上位2人による決選投票を行う。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
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