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□「堕ちたドン」青木幹雄を助けるのは意外や民主党!? [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070822-01-0702.html
2007年8月22日
「堕ちたドン」青木幹雄を助けるのは意外や民主党!?
参院選惨敗で引責辞任した青木幹雄前参院自民党議員会長。「参院のドン」とまで呼ばれたが、今では「両腕、両脚をもぎ取られたようなもの」(自民党幹部)だ。
唯一の後継者だった片山虎之助前参院幹事長、自分と同じ島根県選出の側近、景山俊太郎前筆頭副幹事長が、共に落選。「青木支配」の基盤だった参院津島派は、改選二十一人のうち六人が引退し、再選に挑んだ十五人中、当選はわずか二人。これまで計三十五人で圧倒的な最大勢力だったのが十六人に半減し、町村派に第一派閥の座を奪われた。
国会だけではない。竹下登元首相の「城代家老」として青木氏が築いてきた地元島根県の「青木王国」も壊れた。青木氏の地元の出雲市で、自民党の得票が国民新党の女性新人候補を下回ったのだ。「選挙は負けることもあると初めて知った」。地元県議の言葉が衝撃を物語る。
派閥と地元。「ドン」として君臨できた「二つの王国」を失ってはどうしようもない。やむを得ず、後任の議員会長には想定外の尾辻秀久・元厚生労働相(津島派)を就けることにしたが、中曽根弘文・元文相(伊吹派)が対抗する動きを見せるなど、党内でのにらみが利かなくなっている。
事情は地元でも同じ。七十三歳の青木氏は、三年後の改選期に引退し、長男で秘書の一彦氏(46)に譲るつもりと見られているが、早くも「責任を感じているなら、今回落ちた景山氏に譲ったら」との声が出ている。かつて島根県の自民党支部後援会は、「泣く子も黙る」「よそ者には決して口を開かない」といわれた閉鎖的な独裁体制で全国にその名がとどろいたが、今や公然と青木批判が飛び交う有り様だ。
さて、「堕ちたドン」が最後の影響力を残そうと狙っているのは、意外にも民主党だ。「衆院のカーボンコピー」と言われる参院では、衆院への対抗意識で与野党が結束してきた妙な慣行がある。参院全体が「ミキオハウス」と陰口を叩かれてきたのも、青木氏が参院民主党執行部を長年に亘って手なずけてきたため。早速、民主党の輿石東参院議員会長相手に「参院議長と議院運営委員長ポストは大人しく渡すから、予算委員長など他の重要ポストはこれまで通り自民党に」という「密約」を交わしたとの噂も。青木氏が「陰のドン」となるかどうかは、民主党に掛かっている。
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