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2007.8.20(その2)
森田実の言わねばならぬ[484]
平和・自立・調和の日本をつくるために【321】
マスコミは中立公正の立場をとるべし。
最近、諸々の報道機関から安倍内閣改造人事(予想閣僚名簿)に関して談話を求められることが多くなったが、私は「安倍わがまま首相の延命の意味しかない内閣改造は無意味で有害だ」と考えているので、そのような取材を一切拒否している。報道機関のなかには、安倍首相を支援する立場から、内閣改造を意図的に大二ュースに仕立てようとしている記者がいる。こういう報道機関に対して、私は、強く批判した上で、取材に応じられない旨を通告している。
「閣僚予想」は既成事実づくりだと私は批判している。
「縁無き衆生は度し難き」(日本の諺)
[仏の教えを聞き入れようとしない者はいかに仏でも救いがたい。人の言うことを聞き入れようとしない者は救いようがない]
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最近、某新聞社の記者から、不真面目で非常識な取材を受けることがたびたびある。
今回の参院選中、世間で自民党寄りとみられている某新聞社の記者と名乗る者から、「自民党を勝たせたいので、その線での知恵をほしい」との電話があった。私は直ちに断った。
私は、「選挙中におかしな電話をかけるのはやめてもらいたい。君のところはかなり名の知れた新聞社ではないか。変なことをするのはやめなさい。報道機関として公平・中立の立場を貫きなさい」と言って受話器を置いた。
次に同じ新聞社の別の記者から、「安倍改造内閣の名簿をつくってほしい」という電話依頼があった。私が「応じられない」と断ったところ、「なぜですか」と食い下がられた。私は「安倍首相自身が辞めるべきで、辞めるべき首相自身の延命のための内閣改造は国民のためにならない。内閣改造自体が大間違いだ。そんな名簿づくりは安倍首相のわがまま(延命)を助けることになる。そんなことはできない」と言った。相手は必要に粘ったが、「くだらないことはやめなさい。もう私のところへ電話しないでほしい」と言って電話を切った。
最近、小池防衛大臣と守屋防衛事務次官との確執について、いくつかの報道機関から取材を受けた。それぞれ真面目な取材だったが、「事務次官が官邸に乗り込んで首相に直談判するというのは官僚の思い上がりだ」とか「安倍首相に官僚人事を抑える力がなくなっている。末期症状ではないか」という鋭い問題意識をもった取材だった。
これに対して私はこう答えた。
「この動きを近くで見ている記者の皆さんと遠くからみている私の見方には違いがある。私には、内閣改造まで時間がありすぎるので、無理矢理話題づくりのドタバタ劇をやっているとしか見えない。たしかに本気でケンカしている人もいるが、全体として見ると、見え透いた『芝居』ではないかと思う。安倍政権には世論操作ばかりを考えている小型策士が目立つ。安倍首相批判がなかなか止まらないので、国民の注意をそらすための『ドタバタ芝居』を仕掛けているように見える。ただ、あまりにひどいので安倍首相の指導料不足が話題になってきたため、慌てているのではないか」、と。実際に、8月17日に防衛相人事は決着した。
とにかく、今の政界、マスコミ界はどうしようもない。世界と日本のことが見えなくなっている「わがまま首相」の続投を容認している。これでは、日本がおかしくなってしまうのに、それがわからない。せめてマスコミだけには理性を取り戻してほしいと切に願う。
自民党幹部は盛んに「人心一新」と言っているが、安倍首相が辞めない「人心一新」はまやかしである。自民党内では、ほんの一部の議員が安倍首相に辞職を迫っているが、大多数の議員は沈黙している。この原因の一つは、公明党・創価学会が安倍首相の続投を支持しているため、自民党員が萎縮してしまっているところにある。
自公連立という固い連立指導部は、国民の安倍離れに柔軟に対応できなくなっている。安倍自公連立政権は国民の声を聞いて方向転換することができず、崩壊に向かって直進している。いくつかのマスコミはこの片棒を担いでいる。反省してもらいたい。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03602.HTML
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