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http://alcyone.seesaa.net/article/52097903.html
スノー米大統領報道官(52)が、ブッシュ大統領の任期が切れる09年1月を待たずに辞任する意向を示した。
☆スノー報道官、任期中に辞任の意向 経済的な理由から (8月18日の朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0818/TKY200708180058.html
スノー氏は3月にがんが再発、今も化学治療を受けており、健康問題の影響と見られる。治療の費用もかさんでいるのか、15日には保守系のラジオ番組で、「主に経済的な理由から、私が(大統領任期の)最後まで働くことはない。お金が尽きたら辞任しなければならない」と話していた。
大統領報道官の年間給与は約16万8000ドル(約2000万円)あるが、スノー氏はもともと保守系のコラムニスト、コメンテーターとして活躍していたため、収入ダウンの憂き目にあっていた。
スノー氏は「できるだけ長く続ける」と話したが、9月に辞任するとの見方も。
☆素晴らしきかなアメリカ医療 (新小児科医のつぶやき)
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070820
がん治療にかかる費用が年収2000万円では支払いきれず、それも3月からですから、半年足らずで財産が尽き果ててしまう状態になっているようです。もちろん辞任のための遁辞の可能性も十分にありますが、全くの嘘ではないと思います。つまりそれぐらい治療費がアメリカでは必要であると言うことです。
そういう事もあるかもしれませんが、少なくともアメリカでは大統領報道官でも癌の化学療法の治療費を払えないことは言えると思います。日本で強いて例えれば官房長官が癌になって、治療費が支払えないから辞任するようなものです。そういう事が起こるとは日本にいればまず想像も出来ない事ですが、アメリカでは辞任理由として普通に口に出して言えることのようです。
素晴らしきかなアメリカ医療です。しかし異国の話と思って安心していられません。この素晴らしいアメリカ医療を日本に直輸入したくて仕方が無い方々が日本にもおられます。いるどころではなくて、経済諮問会議とか言って、時に政府や国会すら凌駕する権力を持って頑張っておられます。
☆マイケル・ムーア最新作『シッコ』公開前から大評判 (6月23日の「暗いニュースリンク」)
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/06/post_e874.html
ムーアは、『シッコ』でアメリカの医療危機問題をテーマにしているが、作品中で取り上げるのは5,000万人近い医療保険未加入のアメリカ人だけではなく、民間の医療保険に加入しながら適切な保障が受けられなかった多くの中流層の人々の物語である。
(略)
19世紀のロンドンやパリで、金持ちや中流層に影響を及ぼし始めてようやく当局がコレラに注目したように、アメリカの医療システム危機は、その不公正さに苦しみつつある上層部に押し寄せ始めたのだろう。
☆米国における医療システム問題の概要(シンクタンク・アメリカ進歩財団の資料から抜粋)は
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2006/05/post_4a60.html
にある。
「米国では労働者の医療保険料は2000年から現在までに73%上昇している。保険料の高騰に伴い、米国内中小企業の半数は、従業員向け医療保険の提供を止めている。」
との記載にも留意したいところ。
☆暗いニュースリンク「医療問題」のカテゴリーは
↓
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/cat5993533/index.html
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《日本の動き》
☆年寄りいじめ「高齢者医療制度」の凍結へ (保坂展人のどこどこ日記)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/bfbc44acc7fe974db09316df051ed186
小泉内閣が時限措置のようにして仕掛けてきた「医療制度改革」の激変がまもなくやってくる。参議院選挙で与野党逆転した状況を受けて、社民党はとりわけ害毒の大きな「後期高齢者医療制度」の凍結を提案している。75歳以上の高齢者を被保険者(約1300万人)として発足する新制度によって、これまで会社員をしている子どもや配偶者の被扶養者として保険料負担がゼロだった人たち(約200万人)に新たに保険料が課されることになる。
(略)
来春には、70歳以上の高齢者の窓口負担も3割となり、難病などの治療に対しての自己負担額もはねあがっている。せいいっぱい、戦前戦後、働いてきたジイちゃん、バアちゃんたちを「金がないなら治療してやらないぞ」と放り出すのはいい加減にしろと言いたい。
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要するに、日本では、早ければ年内にも「医療費問題」が大きな政治テーマとして浮上してくる可能性が高いものと思われる。場合によっては、この問題で「国会大荒れ」となるかもしれない。
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