★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK40 > 897.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2007082002042391.html から転載。
民主党診断 担えるか政権<下> 組織 『小沢党化』の懸念 今も
2007年8月20日 紙面から
新生党、新進党、自由党−。小沢一郎民主党代表が一九九三年に自民党を離党して以降、立ち上げては消滅させてきた政党だ。おかげで「壊し屋」の異名をとった小沢氏が二〇〇三年、政権交代の最後の望みを託し、自由党をそっくり合流させたのが民主党だ。
小沢氏の側近議員は「民主党も小沢氏の個人商店ではなくなった。質的な転換を果たした」と強調する。
確かに、民主党は規約上、党務は役員会と常任幹事会、政策は「次の内閣」で党の意思を決定する。
規約にはないが、小沢氏、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の三人による「トロイカ懇談(三役懇)」も週に一度のペースで開かれ、重要方針は合議制で決定してきた。小沢氏は選挙に専念し、党務は「菅さん、鳩山さんに任せている」と繰り返す。
七月の参院選後、衆参両執行部の連携をスムーズにする狙いから、小沢氏はこの三役懇に輿石東参院議員会長を加えて「四役懇」にした。
仮に小沢氏が何かの事情で代表を辞めた場合でも、「後継者は粛々と決まる。民主党が空中分解するようなことはない」(党関係者)という。
ただ、実際のところ、重大な決定は小沢氏の意向が最大限尊重される。それが参院選大勝で、「小沢代表が一人で決める傾向」(同)は加速しそうな気配だ。
小沢氏はテロ対策特別措置法の延長反対を早々と明言した。しかし、政府・与党も民主党の意向をくんだ修正に柔軟姿勢を見せているため、民主党には党内議論を求める意見も多い。
また、「脱・労組依存」を掲げた前任者の前原誠司氏とは逆に、小沢氏は最大の支持組織である連合との関係を重視する。今年に入ってからは参院選に向け、連合幹部と一緒に改選一人区を回った。地方は党組織が脆弱(ぜいじゃく)なため、連合の組織力に頼ったわけだが、これは「連合の実質的な県連化」と、民主党内では受け止められた。
特定の団体への依存から抜けだし、幅広い支持を基盤にする国民政党に成長できるかどうかが、民主党の課題。小沢路線はそれに逆行する危うさをはらむ。
参院選大勝によって、求心力を一層高めた小沢氏。しかし、小沢氏が一握りの幹部とで党の方針を決めていくことには「中堅以上の人がしらけ、若い人たちはびくびくおろおろするのは、党の力を結集するためには、よくない」(ベテラン議員)といった声が上がる。
民主党の活力は活発な議論にある、とよく指摘される。かつて、小沢氏につきまとった「側近政治」というイメージ。民主党の「小沢党化」への懸念は、完全にはぬぐえていない。
(この企画は高山晶一、篠ケ瀬祐司、清水俊介が担当しました)
==============================================
【関連投稿】
民主党診断 担えるか政権<上> 体力 二大政党化へ足腰強化(東京新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo40/msg/862.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 8 月 19 日 15:12:36: KbIx4LOvH6Ccw
民主党診断 担えるか政権<中> 積極立案も理想論の声(東京新聞)
http://www.asyura2.com/07/senkyo40/msg/863.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 8 月 19 日 15:15:43: KbIx4LOvH6Ccw
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK40掲示板
フォローアップ: