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2007-07-27
http://takeshinamikawa.blogspot.com/2007/07/blog-post_27.html
ウェブ魚拓はこれまでのところ私が開発と運用を担当していますが、企画したのは社長の新沼でした。
彼がこのサービスの着想を得たのは、社民党のウェブサイトに掲載されていた「北朝鮮による拉致があったというのはデマだ」と主張する記事が削除されていた件が元だそうです。
それまで堂々と掲載していたのが、小泉-金正日会談で北朝鮮が公式に認めた途端に、社民党のサイトから消えた、という話があったとのこと。
そういった安易な責任逃れがしにくくなる仕組みがあると良いのではないか。
それがウェブ魚拓の企画意図でした。
介護サービス大手のコムスンは、不祥事が発覚するまでは同社ウェブサイト上に、安倍晋三氏(当時、官房長官)と折口雅博氏(親会社グッドウィル会長)が握手する写真が掲載されていました。
マスコミ会の重鎮の仲介で実現した会談で、どこかの料亭で行われたようです。
介護サービスのこれからのあり方、などについて両者が語っている内容です。
これは機密でもなんでもなく、同社が紙媒体で同社のサービス利用者に配っていたと思われる月刊の「コムスン通信」を、ウェブ上でも無料で公開していた記事でした。
この記事はコムスンの不祥事がメディアを賑わすようになった後で同社ウェブサイトから削除されたようですが、ウェブ魚拓に取っていた人がいたようです。
悪いことをしている内容ではないのですが、首脳会談ばりに握手している写真を見ると「関係が深いんだろうな」という印象は受けます。
本日、著作権の侵害を理由とする削除依頼が来て、削除の手続きを行いました。
安倍晋三氏は公人なのですが、それによって著作権や肖像権等を行使できないのは安倍晋三氏のみで、コムスンの権利はまた別にあります。
国民の知る権利などもまた正しいのですが、法的なそれぞれの権利はたいてい矛盾、というか衝突するものなので、完全クリアで皆が納得という結論に至ることは多くはありません。
今回はコムスン社の依頼が、ウェブ魚拓のサイト上であらかじめ公開していた削除基準を十分に満たすものであると考えられたため、削除の手続きを行いました。
とはいえ、当初の企画意図に合致するキャッシュを削除せざるをえなかったのは残念です。魚拓をとったユーザーとしても「なんで削除されるんだ」と考えているかと思います。
ウェブ魚拓が抱える著作権がらみの問題は、次回バージョンアップで改善される見込みです。
今回のコムスンのようなケースなら、引用の条件を満たして利用することが可能になるため、削除しなくて済むようになります。
あと1ヶ月ぐらいで完全リニューアルしたウェブ魚拓を公開できそうです。
今よりも多くのユーザーに受け入れてもらえることを願っています。
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