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宮崎県の東国原英夫知事(49)が15日夜、靖国神社を参拝した。62回目の終戦記念日のこの日、閣僚では高市早苗沖縄・北方担当相(46)がただ1人参拝したほか、小泉純一郎前首相(65)や石原慎太郎都知事(74)、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーらも参拝した。安倍晋三首相(52)は、政府主催の戦没者追悼式に出席したが、靖国神社参拝はしなかった。
東国原知事が、あわや“門前払い”の危機に直面した。午前中に宮崎市内の宮崎神宮で戦没者の追悼式典に出席した知事は、宮崎空港から午後6時羽田着の飛行機に乗り込み、靖国神社を訪れる予定だった。
だが、羽田に着いてから、東京・九段北の靖国神社へ向かうまでの道中、高速道路で想定外の渋滞にはまってしまい、到着したのは閉門1分前の18時59分。本殿に続く神門が徐々に閉まり出し、警備員が「もうおしまいで〜す」「閉まりま〜す」と声を張り上げるなか、側近が事情説明し、何とか入場した。
知事は二礼二拍手一礼と神道の形式にのっとり参拝。その後、「私人として来た。亡くなられた方に哀悼の意を表したい」と神妙にコメントした。靖国神社参拝は、1月の知事就任以降初めてだという知事。猛暑のなか、思わぬ冷や汗をかいてしまった。
関係者によると、知事は今回、休暇を利用して上京。タレント時代は時間があれば参拝していたといい、この日、宮崎神宮を参拝した際には「号泣していた」という。自身のブログ(8月14日付)でも「靖国神社にはいつ参拝に行けるだろう?」と記していた。今後も参拝を続ける方針だという。
安倍首相はじめ、閣僚が軒並み参拝を避けたことには「私から申し上げることはない」とした。
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