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小泉靖国参拝思惑…ブレない姿勢で存在感アピール
2年連続で終戦記念日に
安倍内閣の全閣僚が15日の靖国参拝を見送る中、昨年に続き参拝した小泉氏=15日午前8時半すぎ
小泉純一郎前首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。2年連続での終戦記念日参拝となる。小泉氏はいまだに高い国民的人気を誇り、「小泉新党」の噂も絶えない。退任後もブレない姿勢を国民にアピールするとともに、内閣改造を27日に控えた安倍首相に無言のメッセージを送ったという見方もある。
小泉氏は同日午前8時19分、警護のSPらとともにモーニング姿で靖国神社を訪れ、穏やかな表情で参拝を済ませた。
記者団から「どういう気持ちで参拝したのか?」と質問が飛んだが、終始無言で足早に立ち去った。
2001年の自民党総裁選で、小泉氏は「8月15日にいかなる批判があろうと必ず参拝する」と公約したが、首相就任後は中国や韓国などの反発を考慮して終戦記念日の参拝を見送り、辞任表明後の昨年、現職首相として21年ぶりの15日参拝に踏み切った。
参拝直後、中国や韓国などから猛批判が噴き出したが、今回は首相退任から1年近くが経過。党役員でもないことに加え、中国は北京五輪を目前にして反日政策を控えていることから、近隣諸国への影響は少ないとみられる。
一方、安倍首相は以前から靖国参拝を続けていたが、首相就任後は「この問題が外交、政治問題化している中で、参拝したか、しないか、申し上げるつもりはない」といい、今年は安倍内閣の閣僚全員が終戦記念日の参拝を見合わせている。
自民党関係者は今回の小泉参拝について、「小泉氏の個人的心情が第1だろうが、一部新聞で前打ちさせ、テレビカメラの前で参拝したことは政治的存在感を示す狙いがある」として、こう続ける。
「参院選惨敗で、安倍内閣は墜落寸前の超低空飛行を続けている。小泉氏自身は『再登板は100%ない』と公言しているが、安倍首相が郵政民営化を初めとする小泉改革路線を大転換するなら話は別。靖国参拝でブレない姿勢を示し、『小泉新党』もあり得る姿勢を示したのでは」
別の永田町事情通もこう話す。
「安倍首相は昨年9月の内閣発足の際、郵政造反組を入閣させなかったが、今回、挙党態勢の名の下、保利耕輔元文相など郵政造反組の入閣がささやかれている。小泉氏は参院選前後、『改革を後退させるな』と何度も安倍首相を励ました。小泉氏の行動は、改造に対する牽制(けんせい)の意味もあるだろう」
ZAKZAK 2007/08/15
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