★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK40 > 640.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070815-00000087-san-pol
8月15日8時0分配信 産経新聞
防衛事務次官人事をめぐり、小池百合子防衛相は14日、守屋武昌防衛事務次官と防衛省で協議したが、物別れに終わった。安倍晋三首相は13日の小池氏との会談を踏まえ、27日に予定される内閣改造後に守屋氏を交代させ、後任に警察庁出身の西川徹矢官房長を充てる意向だが、守屋氏は問題は未解決との認識を強調。警察庁の権限強化に対する強い警戒感もあり、西川氏の次官就任に強く抵抗している。
関係者によると、小池氏は守屋氏との協議で、重ねて西川氏の起用を主張。守屋氏は、安倍首相が記者団に「人事は何も決まっていない」と述べたことを引き合いに、塩崎恭久官房長官との調整を促したが、小池氏は「塩崎氏とはこの件でもう顔も見たくない」と不快感を示したという。小池氏は協議後、記者団に「われわれは日本国の防衛をやっているのであり、自己防衛をやっているわけではない」と述べた。
小池氏は、警察庁出身で情報セキュリティー分野に強い西川氏を起用することで、イージス艦中枢情報流出事件に代表される防衛省・自衛隊の情報漏洩(ろうえい)体質を変革する狙いがあるとされる。
これに対し、守屋氏は西川氏起用を警察庁の権限強化の動きと重ね合わせる。防衛省筋は「警察庁は、安全保障担当の官房副長官補ポストも狙っている。その上、事務次官を取られたら安全保障政策は警察庁に一手に握られることになる」と警戒感をあらわにする。
昭和29年の旧防衛庁発足以来、63年に西広整輝氏が就任するまで、防衛事務次官のポストは警察、大蔵官僚の指定席だった。西川氏が就任すれば、警察官僚としては依田智治氏以来16年ぶりとなり、前任の伊藤康成氏以来2代続いた生え抜きの次官が再び途切れる。
防衛省昇格後初の次官人事だけに、守屋氏は生え抜きを後任に据えたい考えだ。しかし、「相次ぐ情報漏洩で防衛官僚の未熟さが露呈した」(政府筋)と、防衛官僚の能力を疑問視する声は消えない。
安倍首相は14日夕、首相官邸で記者団に「安全保障政策を担い、国民の生命と財産を守る役所にふさわしい人事を考えていかなければならない」と述べた。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK40掲示板
フォローアップ: