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http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/e50e9ae42d6f3a2bd1861408d752c454
既に、いろいろなブログでも話題になっていますが、「駆けつけ警護」を行うつもりだったという、佐藤正久元イラク先遣隊長(現参議院議員)の発言は大きな問題です。
8月10日にTBSでなされました報道から・・・・・・・
集団的自衛権に関する政府の有識者会合は、PKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、正当防衛を超えるために憲法上できないとしてきた「駆けつけ警護」(味方である他国の軍隊が攻撃された場合、駆けつけて応戦するもの)を認めるべきだという意見で一致したとの報道があった。
これに際して
イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、
当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことをJNNの取材に対して明かしたということで
「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」
「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員)
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つまり、
もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだった、ということです。
この佐藤氏の発言は、
3つの点で大きな問題だと思います(私見)。
1 現場ではシビリアンコントロールが働かないことがあきらかになったこと。
2 佐藤氏がこのようなことを正義に照らして正しいと思っていること(「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」)
<自衛官のもつ価値観の危険性>
3 このようなことを、佐藤氏が(心の中で思ったというにとどまらず)平気で言っていいと思える環境が自衛隊の中だけにとどまらず社会の中にもある(と認識している)こと<社会全体の意識>
特に、国民がこのままこの発言を見過ごすことがあれば、佐藤氏が認識している3のような社会の現状(そう思ってよい、そう公言してよい)を、国民が認めたことになってしまいます。
現場で9条がなし崩しにされていくことの重大性について、他のマスコミがなぜもっと取り上げないのでしょうか。
この問題の重大性をワイドショーなどでも分かり易く解説すべきです。
多くの人から意見が出されるべきですし、何より憲法・9条の遵守を敏感に感じることの出来るはずの弁護士が、この問題を放置しておいてはいけないと思います。
この問題についていち早く指摘し、多くの意見を集約されている
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊) さんのブログを紹介させていただきます。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
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